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【大リーグ】

サイ・ヤング賞発表 ア・リーグは大接戦でRソックスのポーセロ選出

2016年11月18日 紙面から

ポーセロ(共同)

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 大リーグの最優秀投手賞に相当する2016年のサイ・ヤング賞が16日に発表され、ア・リーグはレッドソックスのリック・ポーセロ(27)が大接戦を制して初受賞した。ナ・リーグはナショナルズのマックス・シャーザー(32)が3年ぶり2度目の受賞。13年はタイガースで受賞しており、両リーグでの受賞は史上6人目。同賞は全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者30人がレギュラーシーズン終了までに5名連記(1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点)で投票し、合計点数で選出される。

◆初選出に万感の涙

 涙の初受賞だった。ポーセロはメジャー8年目で自己最多、両リーグトップの22勝(4敗)をマーク。1位票の獲得こそ8にとどまり、2位バーランダー(タイガース)の14に及ばなかったが、2位票はポーセロ18、バーランダー2と大きく差をつけ、計137点を獲得。バーランダーの計132点を5点上回り、大接戦を制した。

 大リーグ公式サイトのテレビ電話会見に出席すると、親族や友人ら総出のハグを受け、涙を浮かべた。

 「いろんな感情が込み上げてきてしまった。受賞の最初の瞬間を両親や家族と分かち合えたことがどれほど特別か、言葉にできない」

 僅差の2位だったバーランダーとは2年前まで6年間同僚だったため、「タイガースにいたときは、彼から多くのことを学んだ。今後の活躍を心から祈っている」と感謝した。

 レ軍投手の受賞は、J・ロンボーグ(1967年)、R・クレメンス(86、87、91年)P・マルティネス(99、00年)に次いで4人目。「みんな子供のころ憧れの投手で、すごく尊敬していたから、ただありがたい」と謙虚に語った。 

<リック・ポーセロ> 1988年12月27日、米ニュージャージー州モリスタウン生まれの27歳。196センチ、93キロ。右投げ右打ち。セトンホール高から2007年ドラフト1巡(全体27番)目指名でタイガースに入団し、14年12月にレッドソックスへトレード移籍。8年間で通算107勝82敗、防御率4・20。今季は22勝4敗、防御率3・15。

 

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