木下、ガッチリキャッチ

　頑丈な体で開幕スタメンだ。ルーキーの木下は現状維持の１０００万円でサイン。不完全燃焼だった１年を終えて掲げた目標は３月３１日の開幕・巨人戦（東京ドーム）のスコアボードに自分の名前を刻むことだった。（金額は推定）

　「開幕マスクをかぶって、できるだけ多く出場したいですね」

　届かない目標ではない。今季は９試合で１８打数５安打１本塁打２打点、打率２割７分８厘。少ない出場だったとはいえ、先発した４試合はすべて安打をマークするなど打てる捕手を証明した。さらに頑丈な体もアピールポイント。「１年間ケガがなかったのが収穫です」というように故障がちな捕手ながらもケガとは無縁。現時点でもライバルの杉山（左太もも裏痛）、桂（左膝痛）が別メニューの中でトレーニングに励んでいる。