蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ドラゴンズ】中日・吉見一起投手(32)が17日、極寒の中、京都府内の山中で滝行を敢行した。プロ野球界で数々の名選手に食事法などを指導してきた杏林(きょうりん)予防医学研究所(京都市)の山田豊文所長(67)のプログラムの一環。今季は右肘の状態も安定し、投手陣で唯一ローテを守った吉見は来季の野望として「無敗」を掲げた。 夜明け前。静かな山中に滝が流れる音だけが響く。気温3度。水に足を入れるだけで痛みが走る。吉見は2分以上、滝の中に身を預けた。 「今しかできないことなので。技術練習も大事だけど、体の中身をしっかりしないといけない」。10月に続き、2度目の滝行。「前回より間違いなく寒い」。体を震わせながら、率直な感想が口から出る。なぜこんな時期にこんな過酷なことを…。これには明確な意図がある。 現在、吉見は杏林予防医学研究所の山田豊文所長の指導のもと、食事法や栄養学を学んでいる。すでに先月には内臓を休める目的で数日間の断食も経験した。山田所長が栄養学を指導したアスリートには、ソフトバンク・王会長や工藤監督、中日・落合GM、元日本ハム・新庄、オリックス・金子、DeNA・筒香、横綱・白鵬らそうそうたる顔がズラリ。「みなさん、やるべきことをやっているんだなという印象ですね」と吉見。今回は、そのメニューの一環として滝行が組まれた。 山田所長は「寒いというのは体にとっては嫌なこと。その嫌なことを経験することが大事なんです」と説明する。体に適度なストレスを与えることで、免疫力が上がったり、自律神経が整ったりする効果が期待できるのだという。吉見は「いろんなことをやってみることはいいこと。自分で体験したことが今後に生きると思う」と語る。 食事面では、亜麻仁油や青魚に含まれる良質な油(オメガ3脂肪酸)を摂取することが体調改善に役立ったり、マグネシウム、タウリンを積極的に取ることが筋肉の動きの向上につながることなどが説明された。吉見はすでに1日2回、亜麻仁油を取るなど早速、実践しているという。(11月18日) PR情報
|