東海 NEWS WEB

ニュース詳細
天守閣の危険性 周知看板設置

11月18日 12時29分

天守閣の危険性 周知看板設置

3004399201_20161118190934.mp4

名古屋城天守閣の木造での復元をめぐる議論が進まない中、名古屋市は、18日、今の天守閣は耐震強度が低いとして、城や天守閣の入口に、危険性を知らせる看板を設置しました。
名古屋城天守閣をめぐって、名古屋市の河村市長は木造での復元を目指していますが、関連する予算案が議会で継続審議となるなど、具体的な議論が進まない状況が続いています。こうした中、名古屋市は、今の天守閣は耐震診断の結果、基準を満たしていないとして、18日、観光客に危険性を知らせる看板を設置しました。
看板は城の正門と東門、それに、天守閣の入り口の3か所に置かれ、天守閣について、「再建から半世紀以上が経過し、コンクリートの劣化などから、震度6強程度の地震で倒壊する危険性が高い」と、日本語に加えて英語でも書かれています。
群馬県から来た男性は「熊本地震の被害があったので怖いと思いますが、せっかく来たので登ります」と話していました。
河村市長は天守閣への入場を禁止する措置に踏み切る考えも示していますが、観光への影響が大きいとして、具体的な時期は決まっていません。
名古屋城総合事務所の西野輝一所長は「入場禁止にするかどうかは年内に決めたい。それまでは看板で現状を知ってもらい、地震に備えてほしい」と話していました。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ