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 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が配信されてから約4カ月。一時のブームは去ったかのように見えるが今、中高年が夢中になっている。「子どもの頃の昆虫採集に似ている」「歩くので健康になれる」。スマホゲームとは縁の薄そうな世代を、何が引きつけるのか。

■「健康のため」「昆虫採集思い出す」

 オフィスビルが立ち並ぶ大阪・中之島。土佐堀川沿いの遊歩道などでは、夜の帰宅時間や昼休みの時間帯に、スマホを持ちながらゆっくりと歩く中高年の姿が目立つ。

 大阪府豊中市の会社員、山本康博さん(54)は、会社帰りはポケGOを楽しむことが多い。「ポケGOをすると自然と歩くので、健康のためになる」。これまでも、医師から健康のためにウォーキングするよう助言されていたが、「いつも三日坊主」。ところが、ポケGOを始めてから歩くのが苦にならなくなった。

 ゲームでは歩けば歩くほど、ポケモンが孵化(ふか)するなど、得られる特典がいくつかある。今では地下鉄の2駅~4駅分、多く歩くことも。「これまで仕事、仕事で趣味もなかった。やりはじめてからは体調も良く、仕事も順調です」

 兵庫県西宮市の会社員、松浦純一さん(54)は20年近く前、幼かった長男がポケモンに夢中だった。ポケGOで試しに遊んだところ、知っているキャラクターばかりで「愛着を感じた」。ただ、なぜずっと飽きずにいられるのかは自分でもよくわからない。

 通常、街中では遭遇することが…

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