三田医院ってどんなところ?
東京は小平市から移住し、岡山市中区門田屋敷に2014年4月に開業した三田医院。
東京では3.11による被曝の影響を診療業務を通して評価し、三田先生自身も移住を決意された、という経緯があります。
国内でも数少ない、内部被曝に対する医学的オピニオンを提供してくれる医師として、移住者や移住希望者から圧倒的な支持を得ている先生です。
岡山のブドウが今年も美味しくてよかった。
風邪をひいたついでに先生に色々聞いちゃいましたよ!
311直後から、ずっとツイッターやなんやかんやで内部被曝に関する情報を集めてきました。でもやっぱりインターネットの情報って精度が悪いしノイズも多いんですよね。
かといって学術論文も時間的に読み込めないし、あまりヒットしない。
チェルノブイリの頃のものを探そうとしたらロシア語だったりするのかな、というのもあって、なかなか納得のいく判断ができていなかったんですよね。
そんな中、子どもも生まれ、今までよりも内部被曝と疾患リスクに対してしっかりした対策をしていかないと子どもを守っていけない、と危機感は募る一方でした。
なので、三田医院の存在を知った時は、これで答えが出せる、と思ってうれしくなったんですよ。
以下、
Q:質問
M:三田先生の答え(録音して起こしたわけではないので大体の内容を載せています)
H:私の意見とコメント
で構成されていますので、おつきあいください。
Q.1 ツイッターの情報ってぶっちゃけどうなんですか?
H 私は、原発放射能系のアフィリエイターと、化学物質過敏症や基礎疾患と放射能の合併を全て被曝症状と解釈してる人がほとんどな気がするんです。どうも感情的なツイートが多いし、PV狙いで不安を煽って儲けてるのでは、って思ってるんですよね。
M そのとおり。僕が答えなくってもよくわかってるじゃない。7割はガセネタだよ。何かを売っている時点でアウトだと思っていいよ。その人の情報はどこかに嘘や歪みが含まれているよ。
私個人としては2010年からツイッターに登録してタイムラインを眺めていますが、結構いい加減なものでもあっさり拡散されます。
それがツイッターのいいところでもあるんですけど、被曝関連情報に関しては、岡山の桃太郎ブドウのお尻みたいな粒の形を、被曝による奇形だと匂わせるような文脈を作ってツイートしたり(桃太郎ブドウはそういう品種なんだよ!!)ちょっとおかしいよなあ…と思ってたんです。
でもすべてが嘘かというとそうでもない。
そんな調子だから、医療系の職業の私ですら、判断に窮することが多数出てきて、ツイッターから正しい情報の取得、判断する効率がものすごく悪いことに消耗していました。
やっぱりどんなに炎上していても、引きで見る視点、すごく大事です。
Q.2 中四国でも食べ物って気を付けた方がいいですよね?
H 私は西日本産かどうかを基準にしてるんですが。
安全厨っていうか、測定されてる数値でノーカウントな人も多くって…
M 測定してたって測定方法が怪しいものもあるし、やっぱり産地で切るしかないと思うよ。それに、ベラルーシで1.1Bq/kgでも影響がでるって報告があるし、東日本産の食品は流入してくる。だから気を付けざるを得ない。
岡山でも明らかに体調が悪い人は外食が多いんだよね。
給食なんかも産地が選べないなら、子どもは食べるものを選べないから然るべき対応をすべきだよ。岡山はこれだけ農業が盛んなんだから地産地消で頑張っていってほしいよね。
私も食べ物に気を付けてきてはいたのですが、油断してカフェで牛乳入りの飲み物飲んじゃったり、コンビニ弁当買ったりしてました。やっぱり影響はあるんだよな、と再認識して、毎回成分表示と睨めっこです。
今年は牛乳からの離脱と、息子の給食対策に力を入れようと思います。
Q.3 漢方薬の原料が結構関東や福島だったりするって聞くんですが、汚染の影響は大丈夫なんでしょうか?
M 不調の改善をゴールとして医学的に適応があって飲むのはかまわないけど、漫然とは飲むべきじゃないよね。漢方薬使って学校にいけるようになった子もいるから個別の症例次第で様々だよ。
これ、ずっと気になってたんですよね。
少ない量だけど、長期で飲んだりすると大丈夫なのかなとかね。
まあ結果的に普段薬を使っているときと同じで、ベネフィットがリスクを超える場合にのみ飲めばいい、という考え方でOKなようです。
Q.4 ツイッターで話題になってる水式空気清浄機って本当に放射性物質に効果があるんですか?
M 空気清浄機で放射能が防げたら、移住を提案していないよ。そんなもので放射能が取れないことはもう分かってることなんだ。
H やっぱりね。おまじない的に楽しく使うのがよさそう。
断っておきますけどね、水式空気清浄機、決して悪いもんじゃないと思ってるんです。
使ったら鼻が楽だし。咳出ないし。で、水にはなかなかの量のゴミも浮いてて、汚れが取れているのがはっきりわかる。材料も安いし、すごいコスパがいいんです。
これ使うと、余分なゴミを吸い込まないから鼻毛が伸びなくなると思います。
で、虫とか埃とかは確実に色々取れるんですよ。そりゃ埃に付着した放射性物質も取れてるかもしれません。
しかし、放射性物質の影響から逃れることだけにフォーカスを当てると、その効果単独で健康になれるかというと、微妙なんです。
もちろん他の微粒子吸入によるトラブルを避け、快適に毎日を過ごせ、ついでに風邪の予防になる、そういう効果は恐らくあるんです。
さらに、その取れた汚れと、水中に繁殖した菌と、あるかもしれない放射性物質を混同して、『ほら!こんなに放射性物質が!』と不安を煽って普及させる手法に、私は胡散臭さを感じるんですよ。
イイものなのに、胡散臭く宣伝することで本来の価値を下げている。
こういう残念なところがツイッターにはあるんですよ。
Q.5 ツイッターでカナリアと呼ばれる人はどんな人なんですか?
M 311後に移住した人は一度でもひどい被曝を受けているから後がない。北半球は放射能以外の農薬とか化学物質全般の影響もあるし、南半球に移住して初めて体調が良くなった人もいるんだよ。こういう人がカナリア。ずっと岡山にいる人はひどい被曝はしていないからまだ余裕があるけれど、ほかの物質の影響もあるし、覚悟はしておいた方がいいですよ。
ツイッターで放射能関連のツイートを見ると、必ずついてくるのがこの『カナリア』というフレーズ。放射能に過敏な人、というイメージしかなかったのですが、やはり彼らにとっては放射能は微量であっても生命の脅威であることが三田先生の解説でやっとわかりました。
カナリアの方は、311後に移住した人がほとんどです。すでに内部被曝では症状がでる寸前リーチの状態だと考えられます。だからこそ、徹底的に被曝を避ける生活をしているんです。事態の緊迫感のケタが違うんです。そりゃ感情的にもなりますよね。
最近は、カナリアの方の8割くらいの対策を楽しくやっていく、ぐらいのスタイルが我が家のスタンダードになるのかな、と思っているところです。
次もなんか三田先生から聞けたらここで記事にしようと思います。