心身ともに鍛え、自分を見つめなおす「修行」の世界。道場で般若心経を100回唱え、冷たい滝に打たれて、弘法大師像を目の前に200本ダッシュ……。心身を極限状態まで追い込めば、新しい自分が見えてくる!
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34歳、彼女ナシ。ガスが止められっ放しの家はほとんどゴミ屋敷で、酒と女(風俗)に溺れる荒んだ生活から一向に抜け出せない……。
人生の逆転を図るべく、満を持して東京・檜原(ひのはら)村にある天光寺(てんこうじ)の門を叩いた。この寺は檀家を持たず墓地もない。「修行の指導に専念したい」との住職の方針からだ。
そんな天光寺の修行の特徴は、お百度参りの写真にすべてが集約されている。これは「夏までに彼女ができますように!」と願掛けに必死なのではなく、過酷な荒行による体の痛みに“負けまい!”と懸命に闘っている表情なのだ。「極限状態まで自分を追い込み、本来の自分を取り戻す。それがこの寺の修行の目的」と高尾聖賢(せいけん)住職は言う。
本物の修行を体験しようと毎年、延べ4000人以上が訪れるという。自殺願望を抱える人、倒産の危機に瀕する中小企業の社長、スランプ脱出を図るプロスポーツ選手までさまざま……。
その過酷な修行は過去にテレビ番組等でも紹介されているが、ロケには医師と救急車が同行することもあるほどで、某人気バラエティ番組では訪れた芸人全員が滝行にギブアップ。オンエアが見送りになったこともあるほどだ。
だが、自分は耐えた。耐えに耐えた! いろんな種類の痛みに悶え、滝で溺れ死にそうになりながらも、すべての行を乗り越えた。
あれから1ヵ月―。
彼女ができる気配は皆無だが、部屋は掃除しキレイになった。風俗には一度も行ってない(過去最長記録)。修行の成果は確実に表れているのだ!
弘法大師像の前をダッシュで108往復するお百度参り。その過酷さにこの苦悶の表情!(マジです)