安仁周
2016年11月18日15時45分
名古屋城を管理する名古屋市が18日、「天守閣は耐震性能が不足」「大規模地震で倒壊する危険性が高い」と警告する看板を天守閣周辺3カ所に設置した。ただ、天守閣への入場自体は規制しない。危機感をあおる看板を、観光客は戸惑った様子で見ていた。
18日朝、天守閣前で看板を見た神奈川県藤沢市の大学生松葉唯さん(21)は「地震だと気をつけようがないのでは……」と困惑した表情。戦国武将に扮した「名古屋おもてなし武将隊」が目的といい、天守閣に上るか迷っていた。
看板設置を指示したのは、天守閣の木造化の旗を振る河村たかし市長。天守閣は震度6強で倒壊の恐れがあるとして、「一刻も早く入場禁止にする」との意向を示していたが、天守閣は名古屋観光の目玉。足元の市当局が入場規制に消極的で、看板の設置がやっとだった。
天守閣には外国人観光客も多く訪れるとして、河村氏の指示で英語の警告文も添えた。今後、中国語も追加する。
ただ、警告文を読んでも天守閣に上る人は多かった。家族4人で訪れた千葉県佐倉市の会社員北出真司さん(36)は「小さい子どもがいるから危ないという気持ちもあったが、せっかくの旅行なのでもったいないという気持ちも半々で上りました」と苦笑した。
名古屋城の有料入場者数は昨年…
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