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- 2016.11.18
2016年は、昨年以上に「BABYMETAL」という名前をあちこちで聞くようになった一年だった。11月23日にはその足がかりとなった4月のイギリス・ウェンブリー・アリーナ単独公演の模様が映像作品としてリリースされるということで、本稿ではいま一度、BABYMETALの2016年を振り返ってみたい。
12月にはレッド・ホット・チリペッパーズのイギリスツアー全公演に、オープニングアクトとして出演するBABYMETAL。今年は国内での活動が少なかったものの、一昨年に始まった欧米での展開により、その功績がさらに“評価”される機会が目立った。
それを裏付けるひとつが、4月1日の “FOX DAY”に世界同時発売された2ndアルバム『METAL RESISTANCE』である。この作品は前作と比較して、より強く海外メタルの色を打ち出す楽曲が目立った。ちなみに前作との間に、シングルを含めた音源のリリースはゼロ。収録された「KARATE」や「ヤバッ!」など一部の楽曲は、先行してライブでのみ披露されていた。
そして、このアルバムは多くの人の記録に残るものとなった。アメリカの音楽業界誌『ビルボード』の発表する総合アルバム・チャートで39位にランクイン。これは、1963年に発売された坂本九のアルバム『Sukiyaki And Other Japanese Hits』が14位に入って以来、日本人として53年ぶり、史上2組目となるTOP40入りを果たした。
また、日本盤には「シンコペーション」を、海外盤には「From Dusk Till Dawn」と「THE ONE (English Ver.)」をそれぞれボーナストラックとして収録。さらに、9月に行われた2日間にわたる東京ドーム公演と同時期には、前作の復刻版となる「来日記念限定版」を発売。一昨年から目立ち始めた“逆輸入”という評価を逆手に取り、それすらも自分たちの元へたぐり寄せるという“パロディ”とも思える試みもみられた。
さらに、目立ったのは数々のアワードで栄冠に輝いたという事実である。イギリスの音楽情報誌が主催する『Kerrang! Awards 2016』で「BEST LIVE BAND」を受賞したのを皮切りに、同国でインディーズ音楽業界を代表する組織による『AIM Independent Music Awards – The Association of Independent Music』では「BEST LIVE ACT」を9月に獲得。あえなく受賞を逃したが、アメリカの『Alternative Press Music Awards』では「Best International Band」にノミネートされ、ステージ上ではロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)と共演した。
特筆すべきなのは変化した受賞理由で、先の「Kerrang! Awards」を例に挙げるならば、昨年、同アワードで獲得した「THE SPIRIT OF INDEPENDENCE AWARD」は「独立心溢れる音楽活動をするアーティストに贈るもの」とされていた。一昨年、海外のプロモーターからのオファーを受け入れ、地道に自分たちの道を歩き続けたBABYMETAL。コンセプトの目新しさという一過性のものではなく、その音楽性やパフォーマンス自体が真に証明される形となった。
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