1-4 Cyberwoman (戦いの傷跡)(2)
---I clean up your shit.
No question asked and that's the way you like it.
When did you last ask me about my life?
■耳に痛い一言・その1
(サイバーウーマン)の他に何を隠していると詰め寄るジャックに対して、今さら何言ってんの?的なイアントの台詞。スージーの時もそうだったけど(これは後にグウェンにも責められる)、ここでもジャックはチームのメンバーに十分関心を払っていなかったことを指摘され、ボスとしての面目丸潰れ。ただ後に冷静になった時に、イアントが抱えていた問題に気づいてやれなかったことを素直に反省しているところもある。イアントのことを他のチームメンバー同様に気にしていたら、イアントはリサのことをジャックに相談していたかというと、それもどうかと思う。彼はトーチウッド1にいて、カナリー・ワーフの戦いを経験している分、サイバーマンの恐ろしさは誰よりも知っているわけで、ジャックに相談したら即殺されると信じてたと思う。救うっていっても、せいぜい冷凍保存するしか手はないと思うし……。
---You like to think you're a hero,
but you're the biggest monster of all.
■耳に痛い一言・その2
wow! 鳩尾への痛い一発って感じ? イアント本人は知らないだろうけど、過去に自慢できないことも色々してきたジャックとしては、この言葉によって、世界の危機に馳せ参じるダッシング・ヒーローの化けの皮を剥がされたような気がしたんじゃないかな。不死身という性質から、ドクターからは wrong, マスターからは freak などと呼ばれたりしてジャックも気の毒なんだけど、リサにバーベキューソースをかけて Myfanwy(ハブにいるプテラノドン) に襲わせるなんてことをイアントの目の前でやったら、そう呼ばれても仕方ない気がする。しかも、Myfanwy はイアントとジャックが二人で捕獲し、イアントにトーチウッドに入る切っ掛けを与えてくれた存在だと思うと、なんかだか皮肉だよなぁ。
---One day I'll have a chance to save you
and I'll watch you sufffer and die.
■耳に痛い一言・その3
まだジャックの不死性を知らないイアントの台詞なんだけど、彼はこの場面の前に、リサに投げられて死に掛っていたところをジャックのキス(kiss of life)によって救われているんだよ。そのことを知った上でこう言っているのか、それとも気づいていないのか。イアントに対してあれほど怒っていたジャックが、彼を抱き起こして息を吹きこみ始めたのには(ってか唇を貪ってる)正直言ってびっくりしたんだけど、何よりもオーエンとグウェンのキスと同時進行で見せられると、これがただの人工呼吸とは見えなくって、なんとも奇妙な気分……。
で、ここでジャックが苦しんで死んでいくのを黙ってみてやると言ってたイアントが、後ではジャックが生き返るのを手を握って待っててやる存在になるっていうんだから、関係はドラマチックに変化。こういうところに乙女心はくすぐられるんですよ。
大きな違反を犯しながら、極刑も言い渡されず、レコンも与えられず、自分の犯した過ちとともにこれからもトーチウッドで働き続けることになるイアントなんだけど、テレビシリーズで、はまるで事件の翌日にすぐ仕事に復帰しているような印象を受ける。でも実際は、4週間の停職を命じられたらしく、この停職期間中の二人の関係をめぐって怒涛のファンフィクションが存在するんです。ということで、次回はこのファンフィクションについて。
No question asked and that's the way you like it.
When did you last ask me about my life?
■耳に痛い一言・その1
(サイバーウーマン)の他に何を隠していると詰め寄るジャックに対して、今さら何言ってんの?的なイアントの台詞。スージーの時もそうだったけど(これは後にグウェンにも責められる)、ここでもジャックはチームのメンバーに十分関心を払っていなかったことを指摘され、ボスとしての面目丸潰れ。ただ後に冷静になった時に、イアントが抱えていた問題に気づいてやれなかったことを素直に反省しているところもある。イアントのことを他のチームメンバー同様に気にしていたら、イアントはリサのことをジャックに相談していたかというと、それもどうかと思う。彼はトーチウッド1にいて、カナリー・ワーフの戦いを経験している分、サイバーマンの恐ろしさは誰よりも知っているわけで、ジャックに相談したら即殺されると信じてたと思う。救うっていっても、せいぜい冷凍保存するしか手はないと思うし……。
---You like to think you're a hero,
but you're the biggest monster of all.
■耳に痛い一言・その2
wow! 鳩尾への痛い一発って感じ? イアント本人は知らないだろうけど、過去に自慢できないことも色々してきたジャックとしては、この言葉によって、世界の危機に馳せ参じるダッシング・ヒーローの化けの皮を剥がされたような気がしたんじゃないかな。不死身という性質から、ドクターからは wrong, マスターからは freak などと呼ばれたりしてジャックも気の毒なんだけど、リサにバーベキューソースをかけて Myfanwy(ハブにいるプテラノドン) に襲わせるなんてことをイアントの目の前でやったら、そう呼ばれても仕方ない気がする。しかも、Myfanwy はイアントとジャックが二人で捕獲し、イアントにトーチウッドに入る切っ掛けを与えてくれた存在だと思うと、なんかだか皮肉だよなぁ。
---One day I'll have a chance to save you
and I'll watch you sufffer and die.
■耳に痛い一言・その3
まだジャックの不死性を知らないイアントの台詞なんだけど、彼はこの場面の前に、リサに投げられて死に掛っていたところをジャックのキス(kiss of life)によって救われているんだよ。そのことを知った上でこう言っているのか、それとも気づいていないのか。イアントに対してあれほど怒っていたジャックが、彼を抱き起こして息を吹きこみ始めたのには(ってか唇を貪ってる)正直言ってびっくりしたんだけど、何よりもオーエンとグウェンのキスと同時進行で見せられると、これがただの人工呼吸とは見えなくって、なんとも奇妙な気分……。
で、ここでジャックが苦しんで死んでいくのを黙ってみてやると言ってたイアントが、後ではジャックが生き返るのを手を握って待っててやる存在になるっていうんだから、関係はドラマチックに変化。こういうところに乙女心はくすぐられるんですよ。
大きな違反を犯しながら、極刑も言い渡されず、レコンも与えられず、自分の犯した過ちとともにこれからもトーチウッドで働き続けることになるイアントなんだけど、テレビシリーズで、はまるで事件の翌日にすぐ仕事に復帰しているような印象を受ける。でも実際は、4週間の停職を命じられたらしく、この停職期間中の二人の関係をめぐって怒涛のファンフィクションが存在するんです。ということで、次回はこのファンフィクションについて。
1-4 Cyberwoman (戦いの傷跡)(1)
<あらすじ>半サイバー化された恋人リサをハブの地下に隠していたことがバレたイアントは、リサを殺せとジャックに命じられる。
---Would you work some coffee magic?
■Coffee King
これまで影の薄かったイアントが主役を張る回! ドラマチックに盛り上がるこのエピソードは、書くことがありすぎて困ってしまうのだけど、まずは手を合わせ、子犬のような顔でコーヒーをおねだりする(可愛い)ジャックの台詞から。イアントといえばコーヒーというくらい、彼の作るコーヒーは美味いらしい。トーチウッド3に入りたくてジャックを口説く際にも(外にいるにもかかわらず)マグカップに入ったコーヒーを差し出していたんだけど、どうやって準備していたのか気になる。
ノベルの方でもコーヒーねたはイアントにつきもの。チームががこっそりインスタント・コーヒーを隠し持っていたり、山まで豆を摘みに行っているんじゃないかと噂したり、コーヒーに毒を入れて復讐されるんじゃないかと心配したり。しかも自分以外の誰かがコーヒーを作るのは許せないらしく、The Undertaker's Gift では、具合の悪いイアントを心配してコーヒーを作ってやろうとするジャックの親切を、彼は「コーヒーはプロに任せるべき」とムキになって断っている。そんな機会、滅多にないのにもったいない。
ハブにあるコーヒー・マシンは、この回では二階のボードルームの外のキャットウォークに置かれているけど、シリーズ2では螺旋階段の下のキチネットらしき場所に移動している。後にジャックは、ゾンビ状態になってヤケになっているオーエンをドクターの役から解任し、コーヒー係を命じるんだけど、すぐ彼を元の仕事に復帰させたのは、彼が立ち直ったからというより、イアントが出してくれるコーヒーが恋しくなったから……とか????
ファンフィクションでは、イアントを怒らせるとカフェイン抜きのコーヒーを出される、というのがお決まり。
---Ianto, I need to hear those beautiful Welsh vowels.
■Flirt
マーサのことを「ナインチンゲールの声」と呼ぶように、ジャックの口からはこういう言葉がホントにスムーズに出てくる。天然の口説きやさんなんだな。
ジャックのセクハラまがいの戯れは日常の一コマのように普通なんだけど、果たしてこの時点で言葉やタッチ以上の接触がイアントとの間にあったかどうかは謎。どうだろう……。地下に隠しているサイバーマンからジャックの注意を逸らすため、イアントがあの手この手を使っていたというのは十分あり得るわけで……。
ただ、ジャックを含めチーム全員がメイン・ハブに入ってきたイアントを無視していたことから、ジャックがイアントに対し強い関心を抱いていたとはあまり思えない。シリーズ2のFragments で、実は出会った時点から互いに惹かれる瞬間があったことが分かるわけだけど、この時点では flirt はあっても、それ以上の行為はなかったんじゃないかという気がする。イアントもリサが人生の全てって感じだし。
とは言うものの、後半のジャックの激昂ぶりを見ていると、サイバーマンーの脅威やセキュリティー云々の他に、イアントに裏切られていた・騙されていたことに対する怒りも相当強いように感じる。もしイアントがリサを隠すためにジャックを誘っていて、それにジャックがまんまとのせられていたとしたら、全てが嘘だと分かった時のジャックの怒りは、確かに怒髪天をつくの勢いだろうなと思う。
In the shadows で、二人の間の愛情を本物だと信じているジャックに対し、イアント(本物じゃないけど)がジャックに近づいたのはリサの復讐のためだったとか言う箇所があるから、上の説も全くの妄想とは言えない。
■リサ
半サイバー化されたリサの姿は、物語の深刻さを思えば笑っちゃいけないと思いつつ、自分的には「これはないだろう」レベルだった。Doctor Who に出てくるサイバーマンに比べれば確かにレベルは高いけど、でも……セクシーだとかは全然思えない。なんだかテレタビーズみたい。
リサはカナリー・ワーフで死んだんだ、だから今いるのは彼女じゃなく、ただのマシンだ。ジャックはそう言うけど、タニザキが来て変なことする前はまだ人間らしかったような気がするし、ピザ屋のお姉ちゃんの姿になった時は、ちゃんとイアントを愛する気持ちが残っているんだと思えた。だからイアントも撃てなかったんだと思う。けどその後の「一緒にアップグレードしましょう」の一言で、やっぱこりゃダメだと分かった。
自分はジャックとイアントのアイテムを支持する派だけど、時々あまりにもジャックが
リサとイアントの物語はTrace Memory で少しだけ読める。イアントがまだトーチウッド1に入ったばかりの頃で、リサとはまだ出会って1週間程度の友達。
サイバーマンとダーレクが対立するカナリー・ワーフの戦いは『DOCTOR WHO』のシーズン2,第12「嵐の到来」、第13話「永遠の別れ」に描かれる。トーチウッド・タワーやジャックが嫌ってるイヴォンヌ・ハートマンが登場。職員たちはみんなスーツ姿なので、そこで働いているイアントの姿を容易に想像出来て楽しい。
まだつづく
1-3 Ghost Machine (亡霊たちの街)
<あらすじ>逃亡する青年からエイリアン機器を奪ったグウェンは、目の前に突然、昔の服装をした少年が歩いてくるのを目撃する。
---I believe estate agents pronounce it "Splow"
■またこのパターンだ~
前回に引き続き、グウェンの勝手な行動が目立つ回。エイリアンの道具を内緒で家に持ち帰り、勝手に操作し、電話で指示を出すジャックを無視……。ナイフで惨事が起きると分かっているなら、取り上げてからすぐに仕舞うとかすればいいのに~。そしてジャックは今回もあまり怒らず……。内心ではグウェンをはじめ、チームに再教育が必要だと感じている様子。彼女には銃の訓練よりも「ボスの命令を聞く」指導のほうが最優先だと思う。
それにしても、ある場所で過去に起きた(あるいはこれから起きる)トラウマチックな出来事を再現して見ることの出来る量子変換機(ゴースト・マシーン)。最後にジャックがイアントに手渡し、イアントが保管庫に片付けるんだけど、もしハブがふっ飛ばされさえしなければ、これこそテムズ・ハウスに持っていくべきものだったのでは!? 人間は未来を知ると、それを変えようとするって言うけど、でもそれが必要な時もあるんだよぉぉぉぉ。
この回はイアントの台詞が少なく、3つしかなかった。そのうち一番長い台詞が、上記の"Splott"の発音について。こんなどーでもいいことを、ジャックは「イアントは嘘をついているんじゃないか」とわざわざ事件の顛末書の中(The Torchwood Archives )に書き残している。イアントのことならどんな些細なことでも書きたいらしい。実際、その後の事件の顛末書でも、イアントの名前ばかりが出てくる(ほとんどノロケに近い)。グウェンのことは全然眼中に入っていないという感じなのに、なぜテレビではこうも印象が違うんだろう。
バーニー役の青年が、ユアン・マクレガー似なのが気になって仕方なかった。
1-2 Day One (新メンバー)
<あらすじ> トーチウッドに加わったグウェンは、初めての仕事でミスを犯し、エイリアン・ガスを放出させてしまう。そのガスに獲りつかれた少女は、出会った男性たちを次々にセックスへと誘うが……。
---what do you do to relax?
---I torture people in happy relationship.
■プライベート生活
「みんなパートナーがいないの?」のグウェンの驚いたような一言で、一気に空気が凍りついた瞬間。上のオーエンの受け答えは胸がスカッとする。ジャックはグウェンをトーチウッドの"ハート"って呼ぶけど、なんとなく仲間を傷つけてばかりいる気がする。特にトッシュを。今回は何も知らなかったから仕方ないとしても、この後いくつかのエピソードでも同じことを繰り返すのはどうしてだろう。学ばないんだな、彼女。
エイリアンを相手に戦うトーチウッドに居つづけると、次第にノーマルな生活というものを見失ってくるわけで、ジャックはグウェンに対し「リースとの関係を手放すな」「リースのところに帰れ」としょちゅう忠告しているんだけど、すでにグウェンはトーチウッドに(ジャックに)のめりこみつつある、って感じ。それならジャックはグウェンを雇わなきゃよかったのにと思いつつ(秘密保持のためにも、同棲している恋人がいるのはまずいんじゃない?)、自分たちが何を守るために戦っているかを思い出させる存在として、グウェンのような人物は重要らしい。警察との連携に元警官のグウェンが役立つという面もあるんだけど、それは単に元同僚のアンディがグウェンに甘いってだけで……。スワンソン警部までくると、グウェンはあまり相手にされてない感じがする。
---So, who's for Chinese?
■テイクアウト
シリーズを見る限り、ハブにいる間はテイクアウトしか食べてない気がする。Cyberwoman のエピソードでは、ジャックから野菜をもっと食べるように言われているイアントが、ベジタリアンのピザを注文するシーンもあり、独身のメンバーたちの食生活が気になったりする。トッシュの家は生活感があるから、ある程度料理はするんだろうと思う。オーエンはしなさそう。帰りが遅くても夕食を作って待っていてくれる恋人がいるグウェンは、マジにリースに感謝したほうがいい。
テイクアウト以外の食事では、ジャックがチームみんなを連れて近くに食べにいくというケースもあって、Slow Decay では、イングリッシュ・ブレックファストを食べるシーンが描かれている。イアントからブラック・プディングの材料を説明されて(豚の脂肉、玉ねぎ、オートミール、豚の血。自動ドアの構造から料理のレシピまで何でも説明出来る)食べるのを躊躇しているジャックに、「食べないの?」と尋ねるイアント。欲しそうな感じが、可・愛・い。きっとジャックは譲ってやったと思う。おいしいのに、ブラック・ブラックプディング。
食事のシーンになると、イアントはナプキンを首から下げていることがある。ちょっとダサッぽくて嫌なんだけど、スーツを汚すかもしれないなんていう考えはイアントには耐えられないのかも。OCDっぽいとかも言われてるし。食べ方もお上品で、ジャックとはいい対照。次回のGhost Machine でペイストリー、Coutrycide でチーズバーガーを頬張る二人を比較するのも興味深い。
ちなみに、ファン・フィクションになると、イアントがアパートで料理を作り、それをジャックが食べにくるという描写が多い(お家デートね)。単にファンの妄想かと思ってたけど、Pack Animals の中でそういう記述が実際にあるのを見つけた時は、えらく感動した。第2話の二人はまだまだそんな関係じゃないけど。
---He'll shag anything if it's gorgeous enough.
■Omnisexual
第1話の妊娠に続き、第2話ではこれだよ。『ドクター・フー』からジャックを知っている人たちには、特に驚くことじゃないんだろうけど、自分はこのジャックの噂話のシーンで呆然としたんだ。公共放送のドラマですごいこと話してるなって。しかも、そんな言葉初めて聞いた。Omnisexual=あらゆる性的タイプの人たち。なるほど。ジャックの場合は、男でも女でもエイリアンでもOKということらしい。もっともこの場面ではジャックの「ゲイ疑惑」に留まり、「年代もののミリタリー・コートを着るような奴はストレートじゃない」という考察から肯定派のオーエン、否定派のトッシュ、"I dont't care"と気にしないイアントと、三人それぞれの意見が違うのが面白い。
ジャックは過去に結婚もしているし、エステルもいるし、アリスという娘だってちゃんと作っているんだけど、スクリーンの中で実際にキスしたり、SEXしたり、恋人として登場してくる相手は、全部男性なんだよ……(エステルはもうお婆ちゃんだから例外)。過去話で出てくるのも、双子のボーイフレンドとか、イシャウッドとかプルーストとかだし、小説のほうでもだいたい同じ感じ。もうゲイでいいじゃん(笑)
上のトッシュの台詞に加え、The Twilight Streets では、オーエンが「ジャックにタイプなんてあるのか? "何"とでも寝ると思ってた」と言ってるし、The House That Jack Built では、イアントが「魚屋に行って(魚相手に)嫉妬するボーイフレンドなんて自分だけに違いない」と言っている。触手のあるタコやイカもジャックにとっては十分相手になり得るってことか。(冗談とはいえ、自分をジャックのボーイフレンドと定義しているイアントにもびっくり)
と、ここでようやく第二話のメインの話なんだけど、うっかりミスでエイリアン・ガスを放出させ、大勢の人の命を奪うことになってしまったグウェンに対し、ジャックは全く怒らず、「誰でも間違いは犯す」とあっさり許している。ここでもう少しガツンと言っておけば、グウェンも少しはジャックのリーダー・シップを尊重するようになったんじゃないか、と思う。
1-1 Everything Changes(すべては変わる)
<あらすじ> ウェールズの警察官グウェン・クーパーは、ある事件現場で、トーチウッドと呼ばれる組織のメンバーたちが、奇妙なグローブを使って死体を甦らせるのを目撃する。
--- Contraceptives in the rain. Love this planet.
till, at least I won't get pregnant. Never doing that again.
■ジャックの妊娠
初登場時の台詞第一号が「二度と妊娠したくない」宣言なんて、インパクトありすぎでしょう。
パタリロのマライヒ妊娠をリアルで読んできた世代の一人としては、「ゲッ…」とまで思わないものの、"Male Pregnancy"はフィクションの中でもどうしても非現実的すぎて、なんとなく「あめでとー」と素直に言えない、というか、素直に楽しめないところが個人的にあったんだけど……。
ただ、ジャックが生まれた51世紀の地球では、男性も妊娠が出来るようになっているという設定なので、それならそれもありかと納得も出来るんだけど、あんなに男前のジャックの妊娠姿ってのは、ちょっと想像するのが難しい。(イアントは似合うと思います!)
尿に混じってトイレに流れた避妊薬が、巡り巡って最後は雨となって地上に降ってくるという理屈から、それを浴びていれば21世紀の世界で妊娠する心配はないとジャックは言っているんだけど、ファンが書く二次創作(ファン・フィクション)の中では、ジャックの妊娠はよくある話です。もちろんも赤ちゃんのもう一人の父親はイアント(たまにマスターという場合もある)。「二人の間にある関係が何なのか」がいつまでもはっきりしない二人にとって、妊娠は一つの試金石のようなものなんだねー。そのせいか、読み始めると面白い。
イアントが妊娠というケースもあるんだけど、これはエイリアンの道具を誤作動させて、変な光線を浴びちゃったからとか、Almost Perfect のお話の最後で、イアントが女性の体のままジャックと関係をもったから(ホントにそういう展開なんです)とか、そういう理由が多い。
どちらが妊娠しても、出産は帝王切開になるわけで…って、どこまで引っ張るのか、自分。
他に妊娠・出産に関係する話としては、Bay of the Dead がある。ただこちらは、出産するのは一般の女性で、二人は産婆さんとして出産を手伝うっていうもの。ゾンビに襲われて次々と人が死んでいく中で、新しい命の誕生を喜び合う二人の姿は結構感動もん。もちろん、そんな状況の中でも、ジャックのダーティー・ジョークは健在!
--- He looks good in a suit.
---Careful. Thta's harrasment, sir.
■イアントの存在感薄っ!
少なくとも、グウェンにとっては全くなかったみたい。でも、それってないじゃん!これからの展開を思えば、一番注意しなくちゃいけない相手じゃない?
ピザ屋のデリバリーを装ってトーチウッドを訪れたグウェンを一番最初に迎えたのはイアントなんだし、ジャックからこんな風に紹介されたら、嫌でも印象に残ると思うんだけどなぁ。なのにグウェンは記憶を抹消する薬レコンを盛られた後、トーチウッドの存在を忘れないように残したパソコンのメモの中で、イアントの名前だけは書かなかった! 彼の仕事内容が雑用っぽかったから、重要じゃないと思った? 甘い、甘いよ、PCクーパー!
ただ、ハブの地下室に重大な秘密を隠しているイアントとしては、この時期はなるべく目立たないようにと振舞っていたのかもしれない。トーチウッドに入ってまだ間もないグウェンが出てくるAnother Life には、イアントのそんな意図が伺える。このAnother Life には、上のジャックとイアントの掛け合いと全く同じような場面が出てくるんだけど、褒めるのはスーツじゃなくて、イアントの「お尻」(笑)もちろんイアントはそこでも「セクハラですよ」とさらりと答えてる。
ところで、イアントはコーヒーを作ったり、食事をオーダーしたり、ゴミを集めたり、SUVを掃除したり、ジャックにコートを着せてやったりする他に、一応「Archivist」としての仕事もしているわけなんだけど、正式にそういう肩書きで紹介されているのって、Torchwood Archives だけかも。Office Boy、Tea Boy、Eye Candy などとは呼ばれているけど、Archivist? しかも、ハブの中のアーカイヴってどこにあるのやら。第一話ではハブの中の様子も結構詳しく描かれているんだけど、地下深くにあるらしいアーカイヴだけは、シリーズを通して一度も出てこなかったような気がする。小説ではTrace Memory あたりが一番詳しくアーカイヴの説明をしていている、かな? ファン・フィクションのイアントは、ジャックと何かあると、コーヒーを出す時以外、アーカイヴに篭って仕事をする姿がよく描かれる。
第一話、まだまだ二人はただの「ボスと部下」という印象です。