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43歳の今泉四段が順位戦昇級 戦後最年長でプロ

今泉健司四段=新土居仁昌撮影

フリークラスから順位戦C級2組へ

 昨年4月、戦後最年長でプロデビューした将棋の今泉健司四段(43)が17日、大阪市福島区の関西将棋会館であった王位戦予選で畠山鎮七段(47)に勝ち、規定によりフリークラスから順位戦C級2組への昇級を決めた。来年度の第76期順位戦から参加する。順位戦はA級からC2まで5クラスあり、リーグ戦の成績によって昇級・降級し、A級優勝者が名人戦の挑戦者になる。フリークラスから順位戦に昇級した棋士は8人目。

     今泉四段はこの日の勝利で直近の成績を20勝10敗とし、「良い所取りで30局以上の勝率が6割5分以上」の昇級規定を満たした。

     今泉四段はプロ養成機関の奨励会でプロ入り手前の三段まで昇段したが、1999年、26歳のとき年齢制限で退会した。2007年、新設された三段リーグ編入試験に合格したが、規定の2年間で昇段(プロ入り)できず、再び退会。自宅のある広島県福山市で介護ヘルパーをしながら14年、プロ編入試験に合格し(プロ棋士に3勝1敗)、3度目の挑戦でプロ棋士になった。【新土居仁昌】

     今泉四段は「本当にうれしい。名人への道がいくら細かろうと、可能性がある限り頑張りたい」と喜びを語った。

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