APEC閣僚会議始まる 自由貿易推進への連携は
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太平洋を囲む21の国や地域が参加するAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議が、17日にペルーで始まりました。アメリカのトランプ次期大統領が、TPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱する考えを示すなど、保護主義の広がりに懸念が強まる中、参加する各国が自由貿易の推進に向けた連携姿勢を、どう打ち出すか注目されます。
APEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議は、ペルーの首都リマで日本時間の17日夜遅くから始まり、日本からは岸田外務大臣と世耕経済産業大臣が出席しています。
会議ではまず、APECに参加する21の国と地域全体で、貿易の自由化を目指すという構想について議論が行われました。
この中で、岸田大臣は「自由貿易に対する懐疑的見方が広がっている。APECとして自由貿易の利益を多くの人が享受できる経済の実現に向けた意思を示す必要がある」と述べました。
また、世耕大臣もTPPの早期発効に向けて、参加各国が手続きを進めるよう努力をすべきだと述べました。
両大臣の発言は、アメリカのトランプ次期大統領がTPPから離脱する考えを示して発効が難しくなっていることなどを踏まえて、日本として保護主義の広がりを強くけん制したものです。
会議でも、日本をはじめAPEC各国が自由貿易の推進に向けた連携姿勢をどう打ち出すか注目されます。
会議は18日も開かれ、議論の成果を盛り込んだ閣僚声明を発表することにしています。
会議ではまず、APECに参加する21の国と地域全体で、貿易の自由化を目指すという構想について議論が行われました。
この中で、岸田大臣は「自由貿易に対する懐疑的見方が広がっている。APECとして自由貿易の利益を多くの人が享受できる経済の実現に向けた意思を示す必要がある」と述べました。
また、世耕大臣もTPPの早期発効に向けて、参加各国が手続きを進めるよう努力をすべきだと述べました。
両大臣の発言は、アメリカのトランプ次期大統領がTPPから離脱する考えを示して発効が難しくなっていることなどを踏まえて、日本として保護主義の広がりを強くけん制したものです。
会議でも、日本をはじめAPEC各国が自由貿易の推進に向けた連携姿勢をどう打ち出すか注目されます。
会議は18日も開かれ、議論の成果を盛り込んだ閣僚声明を発表することにしています。