追突で後部がへこんだ観光バス。修学旅行中の小学生を乗せていた=長崎県雲仙市で2016年11月17日午後1時、近藤聡司撮影
17日午前10時50分ごろ、長崎県雲仙市愛野町甲の広域農道「雲仙グリーンロード」交差点で、右折待ちをしていた普通乗用車に観光バス2台が追突する事故があった。県警雲仙署によると、観光バス2台には熊本県宇城市から長崎へ修学旅行に向かっていた小学生と教員ら計78人が乗っており、小学生ら21人が顔を打撲するなどのけがをして病院に運ばれた。全員、意識はあるという。
小学生は宇城市立豊福小の6年生。同小によると、17日から1泊2日で長崎や佐賀を回る予定で、同日朝に宇城市内を出て、フェリーで島原半島に渡り、長崎市内に向かっていた。現場は片側1車線で、信号のない交差点。交差点までは下り坂になっていた。同署で、バスの運転手らから事情を聴き、事故原因を調べる。【今手麻衣、近藤聡司】