浮世絵などの古典籍集めオークション 東京・神田

浮世絵などの古典籍集めオークション 東京・神田
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江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽の版画など、貴重な浮世絵や書物を集めたオークションが、18日から東京・神田で始まります。
東京・神田で開かれるオークションには、「古典籍」とよばれる江戸時代以前の書物や浮世絵などおよそ2200点が出品されます。

このうち、「関戸本古今集切」は「古今和歌集」の1枚で、平安時代の能書家、藤原行成の筆と伝わっているということです。

このほか、江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽による、歌舞伎役者の四代目松本幸四郎を描いた浮世絵なども出品されています。

また、中国人の来場も増えていることから、中国に関連する書物なども300点以上そろえているということです。

オークションを主催する「東京古典会」の酒井健彦会長は「古くは奈良時代からの貴重な書物などを近くで見たり、実際に触れたりしながら楽しんでほしい」と話しています。

オークションに出される書物などは、18日と19日に東京・神田の東京古書会館で一般に公開されます。