NY市場 円安進み一時1ドル=110円台に

17日のニューヨーク外国為替市場は、トランプ次期大統領の政策への期待感を背景にアメリカの長期金利が上昇したため、円を売って金利が高いドルを買う動きが強まり円相場は、一時およそ5か月半ぶりに1ドル=110円台に値下がりしました。
17日のニューヨーク外国為替市場は、トランプ氏が掲げるインフラへの大規模投資や大型の減税といった政策への期待感から、アメリカの長期金利が上昇したことを受けて、円を売って金利が高いドルを買う動きが強まりました。このため円相場は、一時およそ5か月半ぶりに1ドル=110円台に値下がりしました。

市場関係者は「トランプ氏が掲げた政策について実効性を疑問視する見方もあるが、今は期待感が先行し、ドル買いの動きが続いている。アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のイエレン議長が17日、議会証言で来月、利上げに踏み切る可能性を示唆したこともドル高の要因となっている」と話しています。