日中が協調して温暖化対策に取り組むこと確認
北アフリカのモロッコで開かれている、地球温暖化対策の国連の会議COP22に参加している山本環境大臣は、中国の代表と会談し、アメリカのトランプ次期大統領がパリ協定から脱退する意向を示す中、協調して温暖化対策に取り組むことを確認しました。
山本環境大臣は日本時間の18日未明、中国で温暖化問題を担当する解振華特別代表と会談しました。
会談の中で、山本大臣は「アメリカの先行きが不透明だが日本としてはこれまでどおり、温暖化対策を進めていきたい」と述べ、温暖化対策でのアメリカの後退が懸念される中、日本はこれまでどおり対策に取り組む考えを示しました。
これに対して、解特別代表は「中国は日本から環境政策を学んできており、これからもよい関係を続けていきたい」と述べ、日中が温暖化対策で協調していくことを互いに確認したということです。
これに先立って山本大臣は、NHKのインタビューに応じ、今回のCOPの意義について「『世界全体がパリ協定を守る』という強いメッセージを出すことが重要で、そうすれば、温暖化に懐疑的な人にも世界の流れをわかってもらえる」として、アメリカをパリ協定に引き止めるためにも、各国が協調して温暖化に取り組む姿勢を示すことが必要だと述べました。
また、トランプ氏が途上国の温暖化対策などを支援する国際的な拠出金を減らすとしていることに関連して、山本大臣は「先進国には、パリ協定で同じ土俵に上がってこられた途上国の皆さん方が失望しないようにする役割がある。日本は、培ってきた技術やノウハウをほかの国に伝えていく役割を果す」と述べ、仮にアメリカが途上国支援を後退させた場合でも、日本として支援を続けていくことを強調しました。
会談の中で、山本大臣は「アメリカの先行きが不透明だが日本としてはこれまでどおり、温暖化対策を進めていきたい」と述べ、温暖化対策でのアメリカの後退が懸念される中、日本はこれまでどおり対策に取り組む考えを示しました。
これに対して、解特別代表は「中国は日本から環境政策を学んできており、これからもよい関係を続けていきたい」と述べ、日中が温暖化対策で協調していくことを互いに確認したということです。
これに先立って山本大臣は、NHKのインタビューに応じ、今回のCOPの意義について「『世界全体がパリ協定を守る』という強いメッセージを出すことが重要で、そうすれば、温暖化に懐疑的な人にも世界の流れをわかってもらえる」として、アメリカをパリ協定に引き止めるためにも、各国が協調して温暖化に取り組む姿勢を示すことが必要だと述べました。
また、トランプ氏が途上国の温暖化対策などを支援する国際的な拠出金を減らすとしていることに関連して、山本大臣は「先進国には、パリ協定で同じ土俵に上がってこられた途上国の皆さん方が失望しないようにする役割がある。日本は、培ってきた技術やノウハウをほかの国に伝えていく役割を果す」と述べ、仮にアメリカが途上国支援を後退させた場合でも、日本として支援を続けていくことを強調しました。