>  >  > 安倍政権が神武天皇実在論を本気で喧伝

安倍政権が「神武天皇は実在した」を本気で喧伝、産経もトンデモ神武本出版! 神話で国民を支配するカルト国家化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
abeabe_150910_top.jpg
安倍晋三公式サイトより


 とうとう、ここまできたか──。日に日にエスカレートしていく安倍政権の歴史修正主義だが、いよいよ連中は「神武天皇は実在した」なるトンデモまで喧伝しだしたらしい。

 念のため最初に言っておくと、神武天皇は8世紀の「古事記」「日本書紀」(あわせて記紀という)を基にした“初代天皇”だが、もちろん実在したとは立証されておらず、ときの政治権力である朝廷がその支配の正当性を説くために編み出した“フィクション”というのが歴史学の通説だ。

 ところが最近、安倍政権周辺から「神武天皇は実在の人物でその建国の業績を讃えるべき」という主張が次々飛び出してきているのだ。

 自民党の三原じゅん子参院議員が、先の参院選投開票日のテレビ東京の選挙特番で、VTR取材中に「神武天皇の建国からの歴史を受け入れた憲法を作りたい」と発言していたことについて、MCの池上彰から神武天皇は実在の人物だったとの認識かを問われ、「そうですね。そういう風に思ってもいいのではないか」と“珍回答”。池上が呆れて「学校の教科書でも神武天皇は神話の世界の人物ということになってますが?」とツッコんだのは記憶に新しい。

 このトンデモ発言にはさすがの有権者も「まあ、三原じゅん子だから」と一笑に付したが、しかし、どうもこの神武天皇実在論は、安倍政権の中枢にしかと根付いているようだ。

 たとえば今月、11月3日の「文化の日」を「明治の日」に改称すべしとの運動を展開している「明治の日推進協議会」なる団体が都内で決起集会を行った。同団体の役員名簿には小田村四郎、小堀桂一郎、大原康男、伊藤哲夫、百地章など、おなじみの日本会議系人物がちらつく。その集会に、安倍首相の盟友である古屋圭司自民党選対委員長、稲田朋美防衛相らが参加。稲田は壇上でこう息巻いたという。

「神武天皇の偉業に立ち戻り、日本のよき伝統を守りながら改革を進めるのが明治維新の精神だった。その精神を取り戻すべく、心を一つに頑張りたい」(朝日新聞11月2日付)

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍政権が神武天皇実在論を本気で喧伝
2 Amazon Prime Nowはブラックに拍車
3 能年玲奈『この世界の片隅に』がすごい
4 レコ大買収でB周防社長が取材に応じた
5 自衛隊「駆けつけ警護」閣議決定の裏で
6 宮根、木村の反トランプデモ攻撃が酷い
7 HIROレコ大買収隠しで上戸彩を利用
8 芸人が反権力でない理由をマキタS が
9 宮崎駿がブチ切れた川上量生の差別思想
10 池上、佐藤が「トランプと橋下は同じ」
11 たけしが道徳教育を徹底批判
12 高樹沙耶逮捕は医療大麻潰しの国策捜査
13 トランプ以前から米は日本を守る気ない
14 EXILE事務所のブラックぶりがスゴい
15 上戸彩とHIRO離婚危機報道の裏!
16 香取慎吾は引退なんて考えてなかった
17 町山、ロマン、水道橋、春日、豪の論戦
18 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
19 ブラック企業Amazonで労組結成!
20 ラーメン二郎店長のワンオペの過酷労働
PR
PR
1生前退位ヒアリングで「天皇はおかしい」
2巨泉の安倍政権への怒りを未亡人が激白
3安倍の我儘でTPP騙し討ち強行採決
4「トランプ大統領で日本はヤバい」は嘘
5安倍が子どもの貧困に他人事メッセージ
6安倍がTPP強行採決し世界の笑い者に
7渡辺謙が核軍縮に反対の安倍政権を批判
8ディズニーが東京大空襲を扇動、原発も
9朴槿恵と同じ!安倍も操られていた
10宮崎駿がブチ切れた川上量生の差別思想
11鶴保庸介沖縄相が「土人」発言を擁護!
12あの産経が「南京虐殺40万人」と報道
13宮根、木村の反トランプデモ攻撃が酷い
14「明治の日」は伝統は大嘘だ!
15産経が日テレの南京虐殺番組をデマ攻撃
16道路陥没でも「日本はスゴイ」
17恐怖!トランプと安倍は気が合う?
18安倍がトランプを「類い稀なる能力」
19池上、佐藤が「トランプと橋下は同じ」
20欅坂ナチス問題でイスラエル大使館炎上
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」