シリーズ第三弾は、オールディーズを書いてみようか。
オールディーズ(Oldies)ってのは、1950~60年代にヒットしたアメリカやイギリスなどのポピュラー音楽。ロック、ロカビリー、ドゥーワップなど幅広いジャンルが含まれてる。
これなぁ、年代的にはプレスリーとかビートルズやR・ストーンズも含まれるんだけど、彼らはオールディーズとは分けて語られることが多いな。
なにしろオールディーズの一言で語りつくせない。
彼らは伝説だからね。「その他大勢」と一緒にできないほど巨大だろ。それに、ストーンズは、まだ現役・・・。
この1950年代~ってのは、強いアメリカ、アメリカが正義、って感じで、今でいうところの「古き良き時代」だよな。なので、曲調も明るめの曲が多いように思うね。
もちろん反戦ソングなんてもあったし、ノーベル賞を受賞したボブ・ディラン「風に吹かれて」なんてのも有ったけど、そういう清濁併せ呑む大らかさがあったんだろうな。アメリカが一番、アメリカがNo.1って言う余裕があった時代だ。
そんな時代を背景にアメリカはもちろん、日本でもヒットした曲はたくさん有る。
オールディーズと呼ばれる曲が流れてた頃は、まだ生まれてもないけど、名曲と言われるものはCMなんかで何度も流されてたし、音楽好きなら誰でも知ってたんじゃないかなぁ。
オレが中学かそこらの頃だけど、普段は歌謡曲しか聴かないって連中も競ってオールディーズを聴き始めるキッカケが有ったんだけどね。
それが映画、「グローイング・アップ」だ。
1950年代のイスラエル、テルアビブを舞台に、主人公のベンジー、イケメンのボビー、デブのヒューイの三人組がドタバタを起こすって物語。いわゆる青春映画だ。
この映画、かなりヒットしたんだけど、使われてるのが全編を通してオールディーズ。
超メジャーな曲からそこそこ有名な曲まで、オールディーズのオンパレード。曲の使い方も上手くて、ラストでの「Mr.ロンリー」なんかは曲とマッチして、なかなかの名場面だった。この映画のサウンドトラック盤、当時はLPレコードだけど、かなり売れたなぁ。オレも買ったぞ。この映画から、いろいろオールディーズを聴き始めたって人は多いと思うぞ。
ちなみに、この映画、番外編も含めて全8作のシリーズになってる。
ってことで、今回は、オレの好きな音楽、オールディーズ編だ。
続き~
さて、何を取り上げようか・・・。
いろいろ有りすぎて困ったな。
まずは、有名なところを挙げてみようか・・・。
ザ・プラターズ~オンリー・ユー
これはドゥーワップの名曲だ。日本でもビジーフォーがたびたびモノマネで取り上げてるし、聴いた事ある人も多いだろうな。1950年代~のアメリカって、まだまだ人種差別が露骨だったと思うけど、そういう人種差別なんかを吹き飛ばすような歌声は聴いてて心地よいな。ザ・プラターズは他にも「煙が目にしみる」なんて名曲も唄ってる。
日本でもドゥーワップのグループはあって、ザ・キングトーンズの「グッド・ナイト・ベイビー」は好きな曲だ。たしか紅白にも出場したことあると思う。
ちょっと新しい時代からも入れてみようか。
ザ・モンキーズ~デイドリーム・ビリーバー
Monkees - Daydream Believer - Great Audio Quality. Music Video From MTV.
新しいと言っても1967年の発売だ。日本では忌野清志郎がこの曲をカバーしてるし、某コンビニのCMでも使われてたな。他にも、何度かCMで使われてた。
このモンキーズ、当時、人気最高潮のビートルズに対抗すべく、アメリカ国内でオーディションを行って集められたメンバーで結成されたものだ。「作られたグループ」と言われて批判もあったらしいな。ある種、能天気な曲調は時代を超えてウケるのかもなぁ。
じゃぁ、ポール・アンカでも紹介してみようか。
彼はいろいろヒット曲を持ってるんだけど、これはどうだ・・・。
ポール・アンカ~ダイアナ
この曲は彼のデビュー曲なんだけど、いきなりビルボードの1位を獲得。この曲もよく流れてたなぁ。日本でもカバーされてた。テレビか何かのテーマソングになってたんじゃないかな。
この曲には、思い出がある。
小学生1年か2年の時だけど、サビの部分・・・ダイアナ~♪ってところを、「大穴」って意味だと思ってたぞ。大きな穴・・・なんかヤラシイ事を想像したのもこの曲だ・・・。
母親に聞いたんだよね。
ねぇねぇ、大穴(ダイアナ)ってな~に?
女のチ〇コのこと?
顔が腫れるぐらい殴られたな・・・。
このポール・アンカ、他にも「君は我が運命」なんてヒット曲もある。
そうそう、F・シナトラに「マイ・ウェイ」を提供したのも彼だぞ。
カラオケでも唄ってた曲もいってみようか。
パット・ブーン~砂に書いたラブレター
"Love Letters in the Sand" Pat Boone
これはカラオケでもよく唄ってたな。まぁ、オレがカラオケで唄うぐらいだから、日本でもいろんな歌手がカバーしてる。もともとは1931年の曲なんだけど、1957年にパット・ブーンが唄って大ヒット。それ以来、日本でも有名なオールディーズだ。
オレがこの曲を唄うときは、「今日はコイツをお持ち帰りしよう!」って決めてる時だな。まぁ勝負曲だ。グループなんかで飲みに行ってる時に、オレがこの曲を唄いだすと、事情を知ってる連中はニヤニヤしてるぞ。
このパット・ブーン、娘も歌手でデビー・ブーン。娘の方もヒット曲を持ってて「恋するデビー」って曲だ。
今回のシメは、やっぱりこの曲だろ。
ボビー・ヴィントン~ミスター・ロンリー
1964年のヒット曲。歌詞からも解るように明らかに反戦ソングだな。
映画「グローイング・アップ」の中でもラストシーンで流れた曲だ。
この曲も勝負曲だな・・・。
今夜は帰さない!
って決めた相手には、ピアノでこの曲を聴かせるぞ。
口説くためだけに練習したからな!
この曲、もっと有名なところでは、FMの音楽番組「JET STREAM」のテーマ曲として有名。城 達也の渋いナレーションとイージーリスニング・・・。これは、中学~高校の頃に毎日聴いてたぞ。
てか、城 達也さん亡くなったけど、まだ「JET STREAM」って番組、やってるのかなぁ・・・。あの番組は、城 達也さんのナレーションがあるからこそ、って思ってたから、亡くなられてからは聴いてないんだけどな。
う~ん、オールディーズと一口に言っても、とても1回じゃ書ききれないな。これも何回かに分けて書こう・・・。
そうそう、中学生なんかで英語が苦手なんて言ってる子・・・。
オールディーズを聴け!
簡単な英語だ。単語の勉強にもなるぞ!
ジャニタレを聴くより、はるかに有意義と思うけどな。
Mr.Lonely
Lonely, I'm Mr. Lonely
I have nobody for my own
I'm so lonely, I'm Mr. Lonely
Wish I had someone to call on the phone
I'm a soldier, a lonely soldier
Away from home through no wish of my own
That's why I'm lonely, I'm Mr. Lonely
I wish that I could go back home
Letters, never a letter
I get no letters in the mail
I've been forgotten, yeah, forgotten
Oh, how I wonder how is it I failed
Now I'm a soldier, a lonely soldier
Away from home through no wish of my own
That's why I'm lonely, I'm Mr. Lonely
I wish that I could go back home
次回の予定~
下ネタとBL要素あり!って話。