こんにちは、白乃もかこです。
だんだんと気温も下がって寒くなり、紅葉も始まり、だいぶ秋も深まってきましたね。
ということで(?)今日は極寒の地アラスカが舞台の映画『インソムニア』をご紹介します!
……と言っても季節自体は夏のお話なんですけどね。
『インソムニア』
2002年公開のクリストファー・ノーラン監督によるミステリー映画。
1997年のノルウェー映画のリメイクだそうです。
もともと私はノーラン監督の作品が大好きだったので、まだ見てない彼の監督作品を見たい!と思ってみました。
ちなみに私は彼の作品の中では『メメント』が大好きなのですが、
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有名なのはやっぱり『ダークナイトシリーズ』や『インセプション』などでしょうか。
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最近の映画でありがちな、CGに頼った演出ではなく、
脚本の構成や緻密さ、心理描写の緊張感やリアルさを感じられるような演出が大好きなんです。
ちなみに明日18(金)の深夜、フジテレビにて『ダークナイト』が放送されますよっ!!
本当に傑作!なので、こちらも見てない方は是非ー!
あらすじ
舞台は先ほども述べたとおり夏のアラスカ。
白夜で一日中太陽が沈まない時期のお話です。
ベテラン腕利き警部である主人公のドーマー警部(アル・パチーノ)は、相棒のパッチ(マーティン・ドノバン)とともに、少女殺害事件を解決するために、事件の起こったアラスカを訪れます。
ドーマー警部らが犯人をおびき寄せるために罠をしかけたところ、それにまんまとはまって現れる犯人。
犯人を捕まえるべく、霧の深い渓谷で途中で見失いそうになりながらも追いかけますが、その最中、
犯人に逃げられてしまうというだけではなく、ドーマー警部は決して取り返しのつかない、ある致命的な過ちをおかしてしまいます。
夜になっても沈まない太陽と、その過ちに対する罪の意識に苛まれるために、ドーマー警部は不眠症、つまり「インソムニア」に陥ります。
不眠症に悩まされながらも事件の謎を解こうと奮闘する警部。
そんな中、彼のもとにとある人物から電話があるのですが・・・
といったところが大まかなあらすじです。
感想
※以下、若干のネタバレを含みます。
話の展開や構成は他のノーランの映画よりも分かりやすく理解しやすいです。
脚本は彼が作成したわけではないから、というのもあるかもしれませんが。
罪悪感に苛まれ眠れなかったり、何が正義なのかという葛藤、迷いといった揺れ動く心の描写が豊かでリアルで面白かったです。
また、途中に登場する犯人との駆け引きなども、緊張感があってドキドキさせられます!
『良い警官は謎解きで眠れず、悪い警官は良心が眠らせない』
という言葉が作中に出てきて心に残っています。
これはドーマー警部を尊敬する若手女性刑事エリーが、彼が眠れていない様子を見て、彼がかつて自分自身で語っていた言葉を代弁したものでした。
エリーはこの時、彼が謎解きで眠れないと思って言ったのでしょうが、実際は、、、そうではないわけで。
エリーもその後ドーマー警部の不審点に気づき、真実を追求し始めるのですが、そんな彼女の存在がもしかしたら彼の抑止力になったのかもしれません。
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