取材から受けた会社の印象
毎年60名前後の未経験者を採用し、一人前の人材としてまで育てている同社。ヤマトグループ100%出資のIT企業であり、高度なIT技術を有しています。なぜ、これほど未経験者採用に力を入れているのか。その理由を採用担当に聞くと、「それが私達の部署での伝統なのです」と教えてくださいました。同社の設立は1973年。ヤマト運輸のコンピュータ室から分社化して生まれたのです。当時の世の中ではIT人材は少なく、「未経験者を採用して一人前のITの人材へ育てる」ことをくり返し、約3700名規模の企業にまで発展してきたのです。つまり、ITビギナーの育成では40年以上の実績とノウハウがあるということ。転職サイトで未経験者を歓迎するIT企業は少なくありません。しかし、同社は「積み重ねてきた歴史」という点で、一日の長がありそうです。
この仕事のやりがい厳しさ
やりがいたとえば、銀行や病院、交通機関などの公共サービス。それを支える「ITシステム」を見守るのが、あなたのミッションです。これだけ重大なシステムを託されているのも、ヤマトグループへの信頼があればこそ。銀行のATMを利用するとき、電車に乗り込むときなど、さまざまなシーンで自分の仕事の成果を実感できるでしょう。
厳しさITの専門用語はカタカナ語やアルファベットのオンパレード。入社後しばらくは「何がわからないのかが、わからない」という状態になるでしょう。さらに、日進月歩で新しい技術、サービスが生まれるのがIT業界。がんばって学んだことも、すぐに陳腐化してしまいます。自らの知識や技術を日々アップデートしなければ、社内でも、社外でも評価を得られないでしょう。
この仕事の向き不向き
向いている人入社後は5~10名のチームで仕事を進めます。チームワークを大切にできる方や、まわりの人に質問したり、相談したりしながら物事を進めていける方に向いています。
向いていない人専門用語などを、ひとつひとつ覚えていくことが大切です。逆に、あれもこれもとさまざまなものに手をだしてしまう方は、どれも中途半端になり、成長が鈍化してしまうでしょう。