年金改革法案 あすの委員会採決は行わず

年金改革法案 あすの委員会採決は行わず
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年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案を審議している、衆議院厚生労働委員会の理事懇談会が断続的に開かれ、与党側は「議論は尽くされつつある」として、18日の委員会で採決したいと提案しました。これに対して、民進党などは「時期尚早だ」などと反発して折り合わず、18日の採決は行われないことになりました。
年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案を審議している衆議院厚生労働委員会は、17日、断続的に理事懇談会を開いて、今後の審議日程を協議しました。

この中で、与党側は「法案の重要な論点については、議論が尽くされつつある」として、18日の委員会で採決したいと提案しました。これに対し、民進党などは「民進党と共産党はきのうの委員会で初めて質疑を行い、まだ8時間半程度しか審議しておらず、あす採決を行うのはあまりにも早すぎる」などと反発して折り合いませんでした。

そして、午後6時前から開かれた理事懇談会で、丹羽委員長は18日の委員会では採決は行わない考えを示したうえで、職権で、18日、委員会を開いて、法案の質疑を行うことを決めました。一方、民進党は、採決の提案自体を撤回するよう求めましたが、与党側は応じませんでした。