新語・流行語大賞候補に「君の名は。」や「PPAP」

新語・流行語大賞候補に「君の名は。」や「PPAP」
ことし話題になった言葉に贈られる「新語・流行語大賞」の候補が17日、発表され、ことし就任した東京都の小池知事の発言や、大ヒットした映画のタイトルなど30の言葉がノミネートされました。
新語・流行語大賞は1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から、軽妙な表現で世相を表現した言葉を選ぶ賞で17日、ことしの候補として30の言葉が発表されました。

社会現象や時事問題に関連して、歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」や、各地の公園などで熱中する人の姿が見られたスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」、待機児童の問題について大きな議論を引き起こした匿名のブログ、「保育園落ちた日本死ね」、熊本地震の被災者を励まそうと漫画家がウェブ上に投稿したイラスト「くまモン頑張れ絵」などが選ばれました。

また、8月に就任した東京都の小池知事の発言から「都民ファースト」と「アスリートファースト」が選ばれたほか、豊洲市場の問題を象徴する「盛り土」もノミネートされました。

スポーツでは、リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得した高橋礼華選手と松友美佐紀選手の「タカマツペア」や、プロ野球、セ・リーグで25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島の好調ぶりを表現した「神ってる」などが選ばれています。

また、世界情勢については、イギリスで6月の国民投票で決まった「EU離脱」、アメリカ大統領選挙で過激な発言で物議を醸しながらも熱狂的な支持を集め、大きな社会現象にもなった「トランプ現象」、世界各国の記者で作る団体が分析を進め、首脳や富裕層などの隠れた資産運用を暴いた「パナマ文書」などが選ばれました。

文化や芸能の分野では、ことし大ヒットした2本の映画、「シン・ゴジラ」と「君の名は。」、25年以上にわたるグループとしての活動に終止符を打つことになった「SMAP解散」、ピコ太郎さんのユニークな曲と動画が世界的な人気を集めている「PPAP」、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインが驚いたときの口癖「びっくりぽん」などが挙げられています。

このほか、人工知能を示す「AI」や、日銀の金利政策「マイナス金利」、週刊文春のスクープを表した「文春砲」などもノミネートされています。

新語・流行語大賞は来月1日に大賞とトップ10が発表されます。

ノミネートされた30の言葉

▽アスリートファースト、▽新しい判断、▽歩きスマホ、▽EU離脱、▽AI
、▽おそ松さん、▽神ってる、▽君の名は。、▽くまモン頑張れ絵、▽ゲス不倫、▽斉藤さんだぞ、▽ジカ熱、▽シン・ゴジラ、▽SMAP解散、▽聖地巡礼、▽センテンススプリング、▽タカマツペア、▽都民ファースト、▽トランプ現象、▽パナマ文書、▽びっくりぽん、▽文春砲、▽PPAP、▽保育園落ちた日本死ね、▽(僕の)アモーレ、▽ポケモンGO、▽マイナス金利、▽民泊、▽盛り土、▽レガシー