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【芸能・社会】2019大河ドラマはオリンピック クドカンがオリジナル脚本2016年11月17日 紙面から 2019年NHK大河ドラマが、宮藤官九郎さん(46)のオリジナル脚本でオリンピックへの日本人の挑戦史に決まった。16日、木田幸紀放送総局長の定例会見で発表された。日本が初めて参加した1912年ストックホルム大会から、64年の東京大会開催にこぎつけるまでの52年を描く。タイトル、出演者は未定。近現代史を舞台とするのは86年「いのち」(三田佳子主演)以来33年ぶり。 東京オリンピック開催の前年の大河ドラマが、オリンピックを題材とすることが決まった。脚本は13年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の宮藤さん。チーフ・プロデューサーが訓覇圭さんで、演出担当のチーフ・ディレクターも井上剛さんと「あまちゃん」コンビが再結成。木田総局長も「『あまちゃん』でも昭和から平成という時代の流れとともに、地方と都会がしっかり描かれていた。その意味では明治から大正、昭和という激動の歴史も、今までにない形で描かれるのではないか」と期待した。 時代とテーマは決まっているが、まだ物語の具体的なかたちは作者の頭の中。宮藤さんは「かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。『だから大丈夫です、できる題材を探しましょう』という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語」と説明、「戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に“動かされた”人と町の変遷を一年かけてじっくり描く」と抱負を寄せた。 12年のストックホルム大会にたった2人の選手で初参加した日本。一人は外国人恐怖症で、もう一人は日射病で失神し大惨敗。そこからスポーツを猛勉強し、36年のベルリン大会では金メダルを量産。40年の東京開催を勝ち取るも、戦火の拡大と国際的孤立から返上。敗戦の焼け跡から立ち上がり、64年の東京開催へ至るまでのドラマ。実在の選手たちが登場するのか、それとも架空の選手をつくるのか。クドカン大河は想像もつかないものが展開しそうだ。 大河ドラマは堺雅人主演の「真田丸」が放送中。2017年は柴咲コウ主演の「おんな城主 直虎」、18年は鈴木亮平主演の「西郷(せご)どん」が決まっている。 <宮藤官九郎(くどう・かんくろう)> 1970(昭和45)年7月19日生まれ、宮城県栗原市出身。91年から演劇集団「大人計画」に参加。映画「GO」で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞など。テレビドラマでは第29回向田邦子賞を受賞した「うぬぼれ刑事」など話題作を次々と執筆。2005年には「真夜中の弥次さん喜多さん」で映画監督デビューし、新藤兼人賞金賞。俳優、ミュージシャンとしても活躍。NHKでの脚本は「あまちゃん」以来2度目、大河ドラマは初。 PR情報
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