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【大リーグ】

ロバーツ監督が最優秀監督賞 日系の指揮官では史上初

2016年11月17日 紙面から

 2016年の最優秀監督賞が発表され、ナ・リーグはドジャースのデーブ・ロバーツ監督(44)が日系の指揮官では史上初めて受賞した。指揮1年目での受賞は6人目。ア・リーグはインディアンスのテリー・フランコナ監督(57)が3年ぶり2度目の受賞を果たした。複数回の受賞は15人目。同賞は全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者30人がレギュラーシーズン終了までに投票し、1位票5点、2位票3点、3位票1点に換算した合計点数で選出される。

 沖縄と日本にとっても、誇らしい受賞となった。那覇生まれで母が日本人というロバーツ監督は、日系の指揮官として史上初めて最優秀監督賞に輝いた。1位票30のうち16を得て計108点を獲得し、2位だったマドン監督(カブス)の計70点を振り切った。

 「心の底から恐れ多く、言葉もない。この賞は完全にチーム全体のもの。選手やコーチ陣らが、私がいい監督であるかのように見せてくれた」。球団公式サイトによれば、同監督は感激の面持ちで語った。

 苦しい指揮1年目だった。絶対的エースのカーショーが腰痛で約2カ月半離脱するなど、28選手の故障者リスト入りはメジャー新記録。シーズンを通して先発ローテを守り通したのは、メジャー新人だった前田健太のみだった。指揮官は44歳という若さを前面に出して積極的に選手とコミュニケーションを取り、91勝71敗でナ西地区4連覇を達成。リーグ優勝決定シリーズこそ、108年ぶりでワールドシリーズを制覇したカブスの軍門に降ったが、その手腕が光ったシーズンだった。

 

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