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【プロ野球】

巨人・老川オーナーがキャンプ視察 猛練習見てV奪回確信

2016年11月17日 紙面から

「原タワー」で松田オーナー代行(左)と並んで練習を視察する巨人・老川オーナー。右は高橋監督=宮崎市で(井上学撮影)

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 地獄の縁から頂点が見えた。巨人の老川祥一オーナー(75)が16日、宮崎秋季キャンプを電撃視察。今年3月に就任して初訪問となる同オーナーは、若手が泥にまみれる姿に満足そうな表情を浮かべ、早くも来季のV奪回を確信していた。

 現場主義を徹底する球団トップがギラリと目を光らせた。練習前の円陣では「オリンピック選手も地獄の日々を経て、メダルにつながったと言っていた」と訓示。ウオーミングアップ後にブルペンで杉内の投球練習を視察すると、その後はサンマリンスタジアムに戻って「原タワー」と呼ばれる前監督が愛用した台の上から打撃練習に視線を送った。

 シーズン終了後、同オーナーは「他のチームに比べて少し練習が足りないんじゃないか」と指摘していた。今回の視察で実態をチェック。「苦しい練習を乗り越えて2軍の選手が1軍に上がり、活躍して、ヒーローになる。そういうことが優勝につながる。今までにない厳しい練習をしていると思う。これが必ず生きてくる」とうなずいた。

 視察の合間にはG党からサインを求められ、色紙に名前と「感謝」の2文字を記した。「私もビックリしたが、ファンあってのプロ野球。やっぱりファンはありがたいですね」と人気商売であることも再確認。球場の内外で収穫を持ち帰った。(井上学)

 

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