韓国で大学修学能力試験 国を挙げて受験生支援
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韓国では17日、日本の大学入試センター試験にあたる大学修学能力試験が行われていて、警察官が遅刻しそうな受験生を会場まで送り届けたり、航空機の運航が制限されたりするなど、ことしも国を挙げた支援が展開されています。
韓国の大学修学能力試験は、日本の大学入試センター試験にあたるもので、17日午前8時半すぎから、全国のおよそ1200か所の会場で一斉に始まり、60万人余りが受験しています。
学歴が重視される傾向の強い韓国では、この試験の結果が人生を左右するとも言われていて、会場の一つ、ソウル市内の高校の前には、家族や後輩たちが大勢集まり、太鼓を鳴らしながら歌ったり、「頑張れ」と書かれたプラカードを掲げたりして、受験生たちにエールを送っていました。
一方、韓国の警察庁は1万4000人余りの警察官を動員して会場周辺の警備や交通整理を行っているほか、試験の開始時刻に遅れそうな受験生をパトカーやオートバイで会場まで送り届けるなどの対応に当たりました。また、韓国の国土交通省は、英語のリスニングの試験に合わせて、航空機の運航を制限するなど、ことしも国を挙げた支援が展開されています。
受験生の1人は「これまで勉強したすべてをぶつけることになるので不安もありますが、すっきりした気持ちです」と話し、会場に入っていきました。
また、ソウル市内の寺では、受験生の親たちが手を合わせるなどして好成績を祈る姿が多く見られました。パク・クネ(朴槿恵)大統領の長年の知人、チェ・スンシル(崔順実)容疑者の娘が名門大学に不正に入学した疑惑も浮上していることについて、親の1人は「怒りというよりは脱力感で、むなしいです」と話し、憤りを隠せない様子でした。
学歴が重視される傾向の強い韓国では、この試験の結果が人生を左右するとも言われていて、会場の一つ、ソウル市内の高校の前には、家族や後輩たちが大勢集まり、太鼓を鳴らしながら歌ったり、「頑張れ」と書かれたプラカードを掲げたりして、受験生たちにエールを送っていました。
一方、韓国の警察庁は1万4000人余りの警察官を動員して会場周辺の警備や交通整理を行っているほか、試験の開始時刻に遅れそうな受験生をパトカーやオートバイで会場まで送り届けるなどの対応に当たりました。また、韓国の国土交通省は、英語のリスニングの試験に合わせて、航空機の運航を制限するなど、ことしも国を挙げた支援が展開されています。
受験生の1人は「これまで勉強したすべてをぶつけることになるので不安もありますが、すっきりした気持ちです」と話し、会場に入っていきました。
また、ソウル市内の寺では、受験生の親たちが手を合わせるなどして好成績を祈る姿が多く見られました。パク・クネ(朴槿恵)大統領の長年の知人、チェ・スンシル(崔順実)容疑者の娘が名門大学に不正に入学した疑惑も浮上していることについて、親の1人は「怒りというよりは脱力感で、むなしいです」と話し、憤りを隠せない様子でした。