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全国「精神病」者集団

http://www.jngmdp.org/

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last update: 20160629



 私たち全国「精神病」者集団は、1974年の精神障害者全国交流会をきっかけとして結成された、全国の「精神病」者個人、団体の連合体です。
全国「精神病」者集団は、「精神病」者独自の組織として、「精神病」者の人権回復のため、そしてこれ以上「精神病」者を殺させないために活動を続けています。

◆世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク(WNUSP) 正会員
◆日本障害フォーラム(JDF) オブザーバー会員



◆全国「精神病」者集団 2016/03/30 「声明 成年後見制度利用促進法案をめぐる議会運営のあり方に抗議し、法務委員会その他での検討を求めます!」 [MS Word]

◆全国「精神病」者集団 2015/08/15 「成年後見制度利用促進法案に反対する声明」
 http://www.jngmdp.org/announcement/3100

■全国「精神病」者集団の目的

「差別と排除を許さない 強制医療・入院に反対する」

■全国「精神病」者集団の原則

「精神病」者の生命の尊守
「精神病」者の権利主張
「精神病」者総体の利益追求
助け合い、連帯し、上記目的を達成する


◆全国「精神病」者集団紹介ビラ
http://nagano.dee.cc/jngmdp.pdf

電話 090−8091−5131(午後1時から午後4時 土日休み)
ファックス 0761−24−1332 (午前10時から午後10時まで)
発足 1974年5月21日

「声明・文書」(2014/01/11追加)

反保安処分闘争

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■人

大野 萌子
桐原 尚之
長野 英子(1953〜)
七瀬 タロウ(安原 荘一)
吉田 おさみ(1931〜1984)





◆吉田 おさみ 19831201 『「精神障害者」の解放と連帯』,新泉社,246p. 1500 ISBN-10: 4787783157 ISBN-13: 978-4787783158 [amazon][kinokuniya] ※m.

 「その経過をたどってみますと、1974年5月、第1回全国「精神障害者」集会を東京で開催しました。当時は、法制審議会が刑法改「正」案の答申をしようとする時期で、大会では保安処分新設阻止にむけて闘い抜くことが確認されました。第2回大会は1975年京都で、第3回大会は1977年同じく京都でかちとられ、第3回大会では保安処分に対する抗議、弾劾や、赤堀・鈴木闘争についても闘い抜くことが決議されました。第4回大会は1979年、名古屋において権力の植樹祭を契機とした弾圧をはねのけて開催されました。この大会は、多くの患者の体験が発表され、また赤堀など政治闘争の拡大、発展が確認され、精神医療告発の声も相次ぎました。・・・」(吉田[2003:47])

■刊行物

◆ニュース
全国「精神病」者集団はニュースを年6回発行しており、購読料は5千円です
(「精神病」者は原則として無料)


『全国「精神病」者集団ニュース』197906
『全国「精神病」者集団ニュース』197907
『全国「精神病」者集団ニュース』197909
『全国「精神病」者集団ニュース』197910
『全国「精神病」者集団ニュース』197911
『全国「精神病」者集団ニュース』197912
『全国「精神病」者集団ニュース』198001
『全国「精神病」者集団ニュース』198002
『全国「精神病」者集団ニュース』198003
『全国「精神病」者集団ニュース』198004
『全国「精神病」者集団ニュース』198005
『全国「精神病」者集団ニュース』198006
『全国「精神病」者集団ニュース』198007
『全国「精神病」者集団ニュース』198008
『全国「精神病」者集団ニュース』1980.9
『全国「精神病」者集団ニュース』198010
『全国「精神病」者集団ニュース』198011
『全国「精神病」者集団ニュース』198012
『全国「精神病」者集団ニュース』198101
『全国「精神病」者集団ニュース』198102
『全国「精神病」者集団ニュース』198103
『全国「精神病」者集団ニュース』198104
『全国「精神病」者集団ニュース』198105
『全国「精神病」者集団ニュース』198106
『全国「精神病」者集団ニュース』198107
『全国「精神病」者集団ニュース』198108
『全国「精神病」者集団ニュース』198109
『全国「精神病」者集団ニュース』198110
『全国「精神病」者集団ニュース』198111
『全国「精神病」者集団ニュース』198112
『全国「精神病」者集団ニュース』198201
『全国「精神病」者集団ニュース』198202
『全国「精神病」者集団ニュース』198203
『全国「精神病」者集団ニュース』198204
『全国「精神病」者集団ニュース』198205
『全国「精神病」者集団ニュース』198206
『全国「精神病」者集団ニュース』198207
『全国「精神病」者集団ニュース』198208
『全国「精神病」者集団ニュース』198209
『全国「精神病」者集団ニュース』198210
『全国「精神病」者集団ニュース』198211
『全国「精神病」者集団ニュース』198212
『全国「精神病」者集団ニュース』198303
『全国「精神病」者集団ニュース』198304
『全国「精神病」者集団ニュース』198305
『全国「精神病」者集団ニュース』1983 号外
『全国「精神病」者集団ニュース』198404
『全国「精神病」者集団ニュース』198407
『全国「精神病」者集団ニュース』198409
『全国「精神病」者集団ニュース』198410
『全国「精神病」者集団ニュース』198411
『全国「精神病」者集団ニュース』198503
『全国「精神病」者集団ニュース』198505
『全国「精神病」者集団ニュース』198508
『全国「精神病」者集団ニュース』198510

『全国「精神病」者集団ニュース』 199312 「処遇困難者問題」/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-01 199401 「処遇困難者専門病棟」/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-02 199402 「処遇困難者専門病棟」/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-03 199403 「処遇困難者専門病棟」/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-05 199406 「処遇困難者病棟」東京都交渉/イタリア精神衛生事情/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-05 199407 「処遇困難者病棟」厚生省交渉/WFPU(世界精神科ユーザー連盟)/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-07 199410 「処遇困難者病棟」厚生省交渉/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-08 199411 「処遇困難者病棟」アンケート焼却/医師射殺事件/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』20-09 199412 死刑執行に抗議/… 500 ※

『全国「精神病」者集団ニュース』199902
『全国「精神病」者集団ニュース』199906
『全国「精神病」者集団ニュース』199908
『全国「精神病」者集団ニュース』199912
『全国「精神病」者集団ニュース』200002
『全国「精神病」者集団ニュース』200004
『全国「精神病」者集団ニュース』200006
『全国「精神病」者集団ニュース』200008
『全国「精神病」者集団ニュース』200010
『全国「精神病」者集団ニュース』200012
『全国「精神病」者集団ニュース』200102
『全国「精神病」者集団ニュース』200106
『全国「精神病」者集団ニュース』200108
『全国「精神病」者集団ニュース』200110
『全国「精神病」者集団ニュース』200111
『全国「精神病」者集団ニュース』31-01 200502 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』31-02 200505 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』31-03 200506 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』31-04 200508 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』31-05 200512 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-01 200601 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-02 200603 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』号外 200604 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-03 200605 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-04 200607 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-05 200608 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-06 200610 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』32-07 200612 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』33-01 200702 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』33-02 200704 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』号外 200705 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』33-03 200706 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』33-04 200708 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』33-05 200712 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』34-01 200802 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』34-02 200804 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』34-03 200806 /… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』34-04 200808 障害者基本法/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』34-05 200812 なくそう差別と拘禁の医療観察法/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』35-01 200902 人としての尊厳を取り戻す闘い/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』35-02 200905 カルテ開示と個人情報保護法/… 500 ※
『全国「精神病」者集団ニュース』35-03 200906 /… 500 ※

『全国「精神病」者集団ニュース』(42)7 2016/10 [PDF]

◆機関誌 「絆」
「絆」:第3回「精神障害者」全国総決起集会基調
「絆」第2号:第4回「精神障害者」全国総決起集会基調討論資料
「絆」第3号
「絆」第4号
「絆」第5号
「絆」第6号
「絆」第7号 特集保安処分新設阻止!
「絆」第8号
「絆」第9号
「絆」第10号
「絆」第11号 特集:精神衛生法体制解体!
「絆」第12号 特集:2004年WNUSP総会
「絆」第13号 特集:WNUSP障害者権利条約国内履行マニュアル

◆報告書
1997年世界精神科ユーザー・サバイバー・ネットワークミーティングに参加して (定価1000円プラス送料)
オランダ保安処分施設に関する資料と、フィンランドの24時間サービスに関する資料 (定価1000円プラス送料)


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■全国「精神病」者集団の歴史
(調査:桐原尚之)

1974/5/21 第1回全国精神障害者交流集会 於:東京 その場で全国「精神病」者集団結成
決議
1.精神衛生法撤廃!!
1.刑法改正―保安処分絶対反対!!
1.精神病院での人権無視を告発しよう!!
1.通信・面会の自由を獲得しよう!!
1.ロボトミーを即時廃止し、電気ショックの拒否権を獲得しよう!!
1.入院,退院の自由を獲得しよう!!
1.各地の医療従事者,労働者,市民を糾合しよう!!
1.あらゆる差別条項を撤廃させよう!!

1977/02/16 鈴木君虐殺糾弾一周年闘争
1977/04/ ? 鈴木君虐殺糾弾実行委員会発足
1977/04/ ? 全国「精神病」者集団・全国センター再建のためのカンパ要請文
1977/05/ ? 大阪医大に対する臼井糾弾のビラマキ
1976〜1979 梅山尚司富中入学運動に窓の会有志が参加 (奈良県;窓の会)
1977/11/13 第三回「精神障害者」全国総決起集会 於:京都
1977/11/13 声明「刑法改「正」―保安処分法制化策動及びエセ公聴会―「意見を聴く会」粉砕!」

1978/01/08 保安処分学習講演会(いばらの会、まどの会、岩倉患者自治会主催)
1978/02/16 鈴木君虐殺糾弾二周年闘争
1978/02/21 関西刑法改「正」保安処分粉砕連絡会議結成 呼びかけ団体にいばらの会参加
1978/03/05 3・11赤堀差別裁判糾弾、再審棄却決定1周年糾弾関西集会(いばらの会主催団体参加)
1978/05/24 赤堀氏不当逮捕糾弾25周年闘争(いばらの会主催団体参加)
1979/02/05 国家賠償請求訴訟提起 第一回公判
1979/02/16 鈴木君虐殺糾弾三周年闘争
1979/03/04 

1979/06/10 第4回全国「精神障害者」交流集会

1981/09/07 日弁連要綱案に抗議する 全国「精神病」者集団声明
1981/08/31 日弁連要綱案「精神医療の抜本的改善について」
1982/12/18 復刻版『保安処分推進勢力と対決する為に日弁連要綱案ー意見書ー野田報告書を結ぶものへの批判』発行

1983〜 精神衛生実態調査阻止闘争

1984〜 宇都宮病院事件→病者同士の助け合い・宇都宮病院弾劾

1987〜 精神衛生法撤廃闘争

1989/1/31 赤堀再審無罪判決

1900〜 「処遇困難者専門病棟」新設阻止闘争

2000/12/ ? 法務省・厚生労働省の検討会立ち上げにあたっての主意書
2003/12/01 大野萌子「「精神障害者」差別と闘う全国「精神病」者集団」で多田謡子反権力人権賞受賞

監獄法改悪阻止闘争


◆全国「精神病」者集団 199804
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律見直しに関する意見書
◆2006/12/15 「国連障害者権利条約の採択をむかえて 今こそ一切の強制の廃絶、隔離収容の廃絶を」
http://nagano.dee.cc/061213treatyseimei.htm

関連文献
◆全国「精神病」者集団 199009 「「脳死」を恐れる「精神病」者」
(特集:なぜ脳死・臓器移植に反対するのか)
『技術と人間』19-09:043-45
◆全国「精神病」者集団 199009 「声明 われわれに「生命の尊厳」はない」
(特集:なぜ脳死・臓器移植に反対するのか)
『技術と人間』19-09:070-73
◆全国「精神病」者集団 199105 
「声明・われわれに「生命の尊厳」はない(1990年5月10日)
(脳死・臓器移植を問う――「治療」とは何か,「障害」を生きるとは)
『技術と人間』臨時増刊号:074-77
cf.◇脳死 brain death


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◆NPO法人こらーるたいとう・全国「精神病」者集団 2002/11/29 「人権救済申し立て書」
http://www.geocities.jp/jngmdp/jinken.htm

長野 英子 20010501 「全国「精神病」者集団の闘い」
全国自立生活センター協議会編[2001:114-122]*
*全国自立生活センター協議会 編 20010501 『自立生活運動と障害文化――当事者からの福祉論』
発行:全国自立生活センター協議会,:発売:現代書館,480p.


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【新聞】

闘いの日程
 二期工事阻止、不法収害法弾劾!
☆ 東峰十字路裁判闘争勝利・勤労千葉支援
10・20全国総決起集会
10月20日(日)正午 三里塚第一公園
主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

☆ 狭山差別裁判糾弾斗争!
10月28日正午、明治公園
主催 部落開放同盟

☆ 反戦・反核・軍縮・平和集会
  10月27日正午 上野公園
  主催 実行委員会

☆ 11・10赤堀さんを生きて奪いかえそう全国総決起集会
  11月10日 午前11時
  静岡市青葉公園
  主催 赤堀中央斗争委員会


【新聞】
 
11・16シンポジウム
「保安処分と障害者管理」
11月16日(土)午後3時から7時まで
 場所 勤労福祉会館
 主催 百人委員会

☆ 11・23保安処分学習
 11月23日 午後2時〜7時
 場所 恵比寿区民会館
 主催 五者実行委 


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「保安処分のディスカッション」

 司会は「賛成者ー反対者を平等に」ということを再三言い、反対者側の意見を中絶させることもあった。視界は"平等"を称え、日弁連自体反対するというきわめて矛盾した態度をとっていた。
 日弁連、石川元也より報告では、とりたてて今までの反対論と異なるところがなかった。刑法改「正」は人権侵害だ、という据え方でした。
 保安処分のディスカッション
 小田晋―精神障害者をおとなしい患者と精神障害犯罪者を分離するのは当然だという主張をしました。そして在院日数はむしろ精神障害犯罪者の方がふつうの患者より少ない。だから保安処分は必要だと う意見をのべた。
 金沢彰―保安処分反対理由@精神障害者の犯罪は少ないA再犯予測が困難B保安処分によって犯罪は減少しないC医療の充実によって犯罪を防止する。
 森下忠(刑法学者・賛成)―@青木薫久の世界の保安処分動向(朝日ジャーナル)は誤りだ。フランス・スイス・ベルギーA保安処分の要件はゆるやかすぎるのでもっと限定すべきだ。B保安処分という名はよくないというが、それなら直訳して安全処分としたらよいC措置入院の自傷他害のおそれよりも、保安処分の再犯可能性の方が、予想率がい
 庭山秀雄(刑法学者・反対)、@保安処分ができても新宿放火事件は防げないAいちがいに司法審査がよいとは思えないB自由心証主義は経験則による制約があるが犯罪予測可能というのは経験則に合致しない。
その後パネラー間の討論
 会場フロアーからは公務員(賛成)公務員(反対)中宮病院家族会(反対)国体役員(賛
成)弁護士(長沢-反対)が発言。

感想
 少なくとも保安処分に関しては賛成論の方が強かった。反対論者イクジがなった。なお外の抗議行動の声は中のマイクが大きいのであまりきこえなかった。野次も少しはとんだ。私は小田晋が予定外のことまでいうので"小田晋ダマレ"といっただけ、発言せず。参加人数は主催者発表では、七百人ということだが、実際はそれ程多くなかったように思う。五百人くらい?
 「病」者集団としての取り組みついて以下の点が確認されました。
@統一情宣ビラ作戦
A「病」者集団の連絡と刑法改悪-保安処分新設阻止にむけての体制づくりと地域での個人患者の会の結合。ニュース・学習会・反対集会を通しての取り組み
B地域での運動形成
 「病」者独自の結合をはかると共に、学者、学者、弁護士、労働者に呼びかけ、赤堀さんと共に斗う会が実態作りを担う(他地域的事情も考慮して)
C四月二日全国救援活動者会議主催、シイポジウム(保安処分について)場所未定・このシンポジウムに関東、北陸、中部、関西の「病」者が中心シンポジウムをもつことになっています。(詳しい場所・時間についてついては教護連絡センター 03−591−1301問いあわせてください。)
D四月二五日百人委員会主催の全国集会に結集を!
 場所・日比谷公会堂
 時間 午後六時
 (詳しい呼びかけビラは別に郵送します。)
鈴木君虐殺糾弾!第八回 国賠公判報告
鈴木君虐殺糾弾!第八回公判は二月一〇日午前10時から大阪地裁民事3部で斗いぬか
れました。
 今回はあの憎むべき精神科医、臼井の第七回公判での証言「診断・治療なまちがいはなかった」「病院に移送しても結果は同じだ」「誰が面会してもコミュニケーションは不可能」「死因は手当てのほどこしようのない急性致性緊張病」という虐殺を正当化する臼井の証言を粉砕をする公判として斗いぬかれた。
 そして第八回公判においては、そのことごとくが粉砕されてしまった。すなわち第八回公判においては、武村弁護士の的確で詳細な反対尋問に追いつめられ、臼井の証言のことごとく粉砕されてしまったのである。
 まず臼井に対する反対尋問では
@武村弁護士の診察依頼表・カルテを確認して診療したのか。大拘しょく委託中田から専門医が要請され、そのひきつぎはうけたのか、という追求に対して、以前の公判では、「依頼状は読んだ記憶もなく、医務からの報告の際書類はみなかったように思う」と答えていたが、今回ははっきりと「症状については話を聞いていない」「中田医師はどんな薬をだしていたのか、確認も、ひきつぎもない」診察にあたったことが暴露され
Aそのような中で検温、検脈も行わず、わずか二言、三言問診しただけで診察を放棄したことに対する追求に対して「当時はできたらよいと思ったがしなくてよい判断した」と追求に対して居直り、医師として最低やるべきことすら怠っていたことに対して公然と居直っているのだ。
 考えてみよ!興奮して検温・検脈ができなければ時間をかけて、興奮をひきおこさせないやり方でやるのが診察の常識ではないのか。しかも、カルテの確認も、ひきつぎもうけないで、わずか二言、三言の問診だけで検温、検脈もせず、次回の診察まで二週間も間隔をあけていたのだ。
 ここにおいて臼井の主張する「急逝致死性緊張病で手当てのほどこしようもない中で死んだ」というペテンは完全に破産してしまった。診察もせずに、死亡してしまってから、それは「手当てのほどこしようもない急性致死性緊張病」といっているに等しいのだ。
B又、診察の前提を欠いたまま、意識障害があるにもかかわらず「分裂」を疑っているこ
とに対する追求に対しても「分裂か非定型かわからない」「必ず例外がある」と居直り致死
性緊張病を疑ったのなら即座に体温の確認をし、体温を下げ、「熱を引きおこさない場合
があることを文献でみた」とペテン的な言いのがれをし、「必ず例がある」と必死になって
取りつくろい、臼井の診断・治療の決定的誤りを「例外」ということで片ずけようとする
断じて許せない証言を行ったのである。
Cなおかつ、検温・検脈・血圧測定ができない中で、体温降下作用をひきおこすことが実
験や臨床的のも確認されているコントミンを「臨床医学的立場から低体温をひきおこすことはない」と七回公判で断言していたのもかかわらず、このことを追求されると「コントミンは薬理的に低体温をひきおこす」と卑劣な言いわけに終始した。
Dそして「意識障害 幻覚・妄想に支配されていたから誰が面会にきてもコミュニケーションをもつことは不可能」であり、「病院に移しても結果同じ」と絶対に許すことのできない「精神障害者」差別の証言を行っていた臼井に対して、武村弁護士が拘置所と専門施設は医療設備がととのっている」「看護士と看守では違いがある」「医師が常駐し、検温・検脈がある」と明らかに専門施設のほうが治療条件がととのっていることを認めながら「しかし、鈴木君の場合は専門施設に移しても同じである」という、絶対に許すことのできない鈴木君虐殺を徹底して居直る証言をしてきたのだ。
 まさにこの中のこそ「精神障害者」「寄せば労働者」解放を斗っていた鈴木君に対する国家権力の憎しみを私達は感じたのであり、この証言こそ徹底的に弾効されるべきであり「鈴木君の場合」を例外とするこの攻撃こそ「精神障害者」差別による国家権力の鈴木君虐殺の目的意識的虐殺の本質である。
E又、最後に国-被告側の鈴木君の労働能力に対する差別的な再尋問に対し、「半年やっていればましなほうだ」「責任ある地位につけない」「職を変えることが多い」と「精神障害者-労働能力なし」とする差別証言をしてきたのである。
 しかしこのような証言をもってする「労働能力なし」とする証言は、友人の橋本証言と
当時働いていた西大阪ゴルフセンターの給料の証明書などから、月八万から九万をかせぎほとんど皆勤に近い状態で働いていたことが明らかにされており、にもかかわらず再び「精神障害者-労働力なし」とする、この被告の主張を断じて許してはならない。
 私達は、今回のこの公判の中であきらかにされた「虐殺を治療と正当化する倫理」「精神障害者-労働能力なしとする倫理」に更に次回公判後の斗いで完全に粉砕し、何よりも「鈴木君の場合は例外」とする鈴木君虐殺の目的意識的な国家権力の獄中における「精神障害者」虐殺の本質的攻撃を徹底的に糾弾し、大拘所長、看守、検事、精神科医臼井ら虐殺下手人者どもの責任を徹底的に追求、暴露してゆかなければならない。
 すべての皆さん!鈴木君虐殺糾弾!国賠斗争今一つ重要な局面に突入しました。次回公判では弁護士側の申請した川合証人(精神科医)の証人調べがおこなわれます。
 国賠斗争の勝利にむけて、赤堀斗争、刑法斗争を斗う人々の公判斗争への結集を訴えると共に、赤堀さんにかけられている「抗告棄却-死刑」攻撃を全力で粉砕し、必ず再審をいかちとるために斗いの強化と刑法改悪-保安処分攻撃を全人民の力で打ち破る斗いの決定的に重要な斗いとして、次回第九回公判に全力で集結されることを訴えてます。
第九回公判
六月一九日(金)午後二時
大阪地裁民事三部・八〇八号法廷
証人・川合仁氏(京大病院精神科医)
M氏のロボトミー判決公判に参加して −1981・3・6−Oの会
 三・六名古屋において予定どおりA・M10時から行われた。
 それに先がけOに会メンバー六名、支援のK君がゼッケン、「病」者集団旗をなびかせ前段集会参加のため、ライオンパークに結集しました。
 すでにM氏ロボトミー支援の中心的メンバー愛保連(愛知県保安処分粉砕連絡会議)ロ全共(ロボトミー糾弾全国共斗会議)、東大の精神科医など、ロボトミー判決勝利に向けての決意のアピールが行われていました。Oの会メンバーはあらかじめ用意していたロボトミー糾弾のアピールを多勢のマスコミがいるにもかかわらず、怒りをこめ読みあげました。その後、斗う仲間たちとともにデモ行進し、地裁にむかいました。
 地裁では判決公判は満員の傍聴の中で、裁判長から短い判決文が読みあげられました。"被告に二名の医師は原告M氏に一〇五二万支払え"と命じたものです。その瞬間、M氏は両手をあげ"バンザイ"と叫び声を上げました。ロボトミー手術をされてから一三年、ロボトミーを不当医療行為として裁判所ひ提訴してから八年のながい、苦しい斗いの一つの結実として判断に、M氏がそうした勝利感を示したのは無理からぬものだったに違いありません。しかし、裁判所が示した判決文の全様がそのM氏の怒りに本当に応えたものだったのかは多くの疑問が残る内容だったと思えるものでした。
 以下、裁判所の判決文批判をOの会としてのべてゆきたいと思います。
 そもそも八年前、M氏がロボトミーの手術を不当医療行為として訴えたのは。
○イ病人でもない人間M氏を精神衛生法二九条で措置入院させ、しかも修復不能な脳にメスを安易に入れ、その結果、M氏の心身につぐないきれない傷をのこした。その不利益に対し慰謝料を支払え(たとえ病人であってもロボトミーは本人の利益につながる医療行為ではないため、私達患者はロボトミーを医療行為とは認めない)
○ロロボトミー手術によって無気力、労働低下、血圧などの後遺症をのこし、全生活領域に著しい損出をこうむった損害賠償を行え、というものでした。
 その訴えに対し今回の判決は
(イ)ロボトミーはM氏の手術された一九六八年当時、精神科医の分野では医療行為として合法性があり違法とは認めがたい。
(ロ)ただし、ロボトミーは手術はいろいろな治療(作業療法・薬物療法・精神療法等)を充分に行った上、なおかつ慎重に検討した上で最終手段として実施すべき手術である。しかるに被告医師はそれらを怠り、漫然と行ったので医師に過失がある。
(ハ)また本人の手術承諾(同意)を行っていないから、この点についた落度があり批難は免れ得ない。
 の二点で"勝利"となったものです。
 問題は
 第一にM氏を分裂病だと決めつけた点、第二にロボトミー手術を合法的と認められる医療行為とした点で、ロボトミー批判、ロボトミー廃絶を求める私達ははげしい怒りを禁じ
得ませんでした。"社会治安のため"あるいは"精神病院内で患者を扱いやすくするため"に行うロボトミーは断じて医療ではなく、人権の問題は言うまでもなく、患者への弾圧であり、決して許されるべきものではありません。そうした根底的な私達の批判をこの裁判所は一切認めていないのです。
 裁判所がロボトミーを医療行為とするならば、精神病者の私達は社会防衛のため"おとなしくさせられる者"(治すのではなく)であり、"本人の利益にならない医療行為でも精神病者には妥当"とする差別判決なのです。私達はこの判決には差別の一片も論じられていない点をしっかりとみておかねばなりません。将来保安処分が新設でもされたら保安施設(精神病院ではなく刑務所です!!)そこでもロボトミーをするのは合法的医療だと判決は言っているのです。また賠償金一〇五二万のうち逸失利益(失った労働賃金の損害等)の算定方法にも多くの問題を残しています。
 その中から二点をあげれば次のとおりです。
 @M氏は入院前労働意欲はなかったから労働賃金一般人なみに計算しえない。したがって一人前の賃金の二割位の収入しかあり得ないだろう。
 Aロボトミーによる後遺症で労働能力の低下をきたしたことは判断しがたい。性格と薬の副作用とロボトミーの後遺症が競合し働けなくなっている。その低下は病前の労働力の四割減程度であろう、との二点を前提的に強調し、だから2/10×4/10=8/10、つまりM氏の逸失利益は一般人の賃金の8%位の算出が妥当であり、それを六五才まで支払うとの判断なのです。
 私はこうした精神病者への差別評価をどうして許答しえるだろう。
 第一にM氏の労働力が一般人の二割位しかないと言いきった点。
 第二に薬の副作用は労働低下をきたすと判断した点です。私達患者は労働低下をきたすのを承知で薬をのむのか、のまされるのか?(だが薬は私達の生命線で飲まずにはいられないー)
 第三にロボトミーの後遺症ではなく多くの仲間を今なお精神病院にとじ込めているほど、その社会復帰の困難さは自明であるにもかかわらず、逸失利益の中からみれば裁判所は後遺症の悲惨さにあまりにも甘い判断を示しているのではないか?
 裁判所精神病者には薬をのんでいるから労働低下すると判断したら最賃法八条(精神様者は最低賃金法以下で雇用しても良いとする法律)は温存されるであろう、差別判決でしかない。
 こうした判決は差別をM氏一人に加えるのではなく、全精神障害者への差別評価なのです。
 むろんM氏は裁へ抗告しました。私達は今後もこの判決にきびしい監視の目をそそぎM氏と斗わねばなりません。そしてロボトミーを精神医療から完全に追放するまで斗わねばなりません。
 赤堀氏奪還にむけて
 赤堀差別裁判に対する第四再審請求棄却弾効、即時抗告の斗いも、すでに四年を経過し正念場をむかえています。
 昨年の七月一〇日、検察側意見書提出とあらたなデッチあげをねらう事実取調べ請求書の提出と、それを受けた東京裁、小松裁判長(反戦自衛官小西誠氏の裁判において無罪をとりけし、新潟地裁に差し戻しを命じた反動的な裁判長)は一〇月一三日、抗告審段階における弁護側への意見を求める発言を通して、第四回再審請求は抗告棄却を許すのか再審を開始させるのかという重大な局面に突入しています。
 この小松裁判長の発言こそ、抗告審段階にあることを理由に赤堀さんの無実の証拠をしりぞけ、抗告を棄却するための発言であることは、第四次再審請求の裁判での伊東正七郎が下した差別棄却決定を思えば、絶対にみすごすことのできないものとして考えなければなりません。
 赤堀中央斗争委員会はこの中で昨年の九・五中央斗争、一一・二全国斗争に続いて東京裁・法務省にむけての署名活動の展開と、再審を開始せよ!との集中抗議ハガキを東京裁にむけて突きつけてきました。そして二月二七日、全国の力を結集して東京裁、法務省にむけて、抗告棄却阻止!再審貫徹!赤堀氏奪還!をかかげて全国総決起集会をたたかいぬきました。
 又、この時期は刑法改悪-保安処分攻撃が強まり、法務省の協議路線への屈服をテコにした日弁連の刑法「改正」を考えるパネルディスカッションが、私達や刑法斗争を斗う仲間の中止要請にもかかわらず一二月二九日東京において強行され、三月七日には大阪においてもこれを強行するという日弁連の反対の姿勢の大きな後退の中で、来春にも全国上程を強行しようとする政府-法務省の攻撃と「精神障害者」に対する差別キャンペーンの展開(上智大学教授渡部昇一のナチス賛美と「劣性遺伝の子供を生まない」という発言とそれを公然と賛美する右翼団体のビラまき、また広島で発覚した差別。「精神衛生に関するアンケート」等)の中で「精神障害者」の赤堀だからやった、とみせしめ的に赤堀さんを「死刑」にしてしまおうとするきびしい情勢の中で二・二七全国斗争は斗いぬかれました。
 しかし、私達はこのような「障害者」差別・抹殺の攻撃の強まりに対して、平日という困難性・各地で交通がストップするという要条件の中で、何としても再審を開始させ、赤堀さんを生きて奪い還すのだ!という熱意にもえて、多くの仲間と共に怒りをもって東京タ裁・法務省に鋭くせまり、抗告棄却を阻止し再審をかちとるために全力で斗いぬきました。
 赤堀さんに対する「抗告棄却-死刑」攻撃の切迫性という情況に対して、この中で私達につきつけられていたのは、署名・ハガキ行動を軸にし、差別裁判と斗う各地での斗いの拡大を、赤堀中央斗争委員会の全力をあげた準備と体制の強化のなかで赤堀氏に対する「抗告棄却-死刑」攻撃、刑法改悪-保安処分新設攻撃を打ち砕く斗いの大きな広がりを作り、再審を開始させる為の全人民への赤堀斗争への決起を訴える斗いのなかで、「無実」の赤堀氏を」生きて奪いかえすための体制を打ち固めてゆくことでした。
 私達はこの二・二七斗争を通して赤堀中斗委体制の強化と、棄却攻撃の強まりの中で裁判所に再審を開始させるための斗いの強化、赤堀斗争そのものの強化を多くの人々の赤堀斗争への参加を作りだす斗いどう展開してゆくのか、という点を再度この臨戦体制の中で死力を尽くして強化してゆかなければならないと思います。
 とりわけ私達は、三月二五日狭山再審を棄却した四ツ谷決定に対する異議申立てを突如一切の事実審理なしに棄却した東京裁・新関雅夫裁判長の暴挙に、差別裁判版に対する徹底した国家権力の意志をみる。
 この決定文かの卑劣な居直りを許してはならない。
 四ツ谷が何ら事実調べも行わなかった。ことに対して「合理性を欠くと認むべき事情は存在しない」と開き直り、又、四ツ谷が証拠の新規性を否定したことに対してその誤りと不当性を認めながら「全証拠を総合的に評価し、あらゆる角度から検討してみて棄却の決定に誤りはない」と居直り、脅迫状の訂正日付問題についてもその誤りを認めながら「確定判決の証拠判断の当否に影響を及ぼすものではない」とのべ、科学的鑑定により筆跡の異筆性が完全に立証されたことにたいして「それは理論上のものであって現実の結果と正確に一致するとは限らない」等々、絶対に許すことのできない居直りを行い、異議申立てを棄却しているのだ。
 私達は差別裁判の核心がこのようなむきだしのメチャクチャな居直りで公然とまかりとおることを許してはならない。赤堀差別裁判においても百%の無実が明らかになっているなかで、徹底した「精神障害者」差別のもとに棄却攻撃が強まっていることに対してこの差別裁判に対する徹底した糾弾の斗いとして赤堀斗争を斗いぬいてゆかなければならないと思います。あの三・一一差別棄却を忘れるな!と声を大にして叫びたい。
 このような状況の中で、四月における署名情宣活動から五月中旬の集団激励面接会行動へそして五月二四日赤堀氏不当逮捕二七周年糾弾の斗いを全国各地における斗いとして、抗告棄却阻止、赤堀氏奪還!不当逮捕二七周年糾弾をかかげ、大情宣活動と署名活動の強化を軸に、刑法-保安処分新設の斗いと結合して、次のことを中心に全力で斗いぬいてゆきたいと思います。
@赤堀中斗委体制の強化
A五月中旬の赤堀さんへの集団面会を激励行動(五月一八日の赤堀さんの誕生日を中心に
 した激励の手紙の集中)
B東京裁・法務省に対する抗議行動の集中(五・二四抗議電・手紙・ハガキ行動)
C東京裁に対する署名活動の強化
D赤堀斗争への決起を訴える大情宣活動を中軸にしてこの四月・五月「抗告棄却ー死刑」攻撃の強まりに対して斗いぬく中で、赤堀中央斗争委員会の組織体制を強化し、獄中二七周年をむかえる赤堀さんの不屈の斗いにこたえ、何んとしても再審を開始させ、赤堀氏を奪還するため全力で斗いぬこう!
 この四月こそ、最大の正念場であることを肝に銘じて、なおかつ、保安処分攻撃との結合をもって斗いぬいてゆきたいと思います。
 あらゆる集会"あつまりで、赤堀さんのことを訴え、三里塚、狭山等斗う人々との大きな結合をつくりだしてゆこう!

集会案内
■4・24刑シンポジウム第一回
 「保安処分といかに闘うか」
・主催 救援連絡会議
・日時 4月24日(金)午後6時30分〜9時
・場所 恵比寿区民会館(恵比寿駅より5分)
 テーマ 「精神衛生法」下における「精神障害者」への攻撃の実態、保安処分新
         設攻撃の意味、今後いかに斗うかなど。
■4・25刑法改悪を許すな!全国集会
・主催 百人委員会、日本消費者連盟、公害問題研究会
・日時 4月25日(土)午後六時
・場所 日比谷公会堂
・公演 中山千夏(参議院議員)他
■日本精神神経学会総会のご案内
・会期 一九八一年五月二九日(金)三〇日(土)三一(日)
・会場 名古屋市公会堂
    名古屋市昭和区鶴舞町61の1
(詳細は次号のニュースでお知らせします)

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■言及

◆立岩 真也 2010/11/01 「社会派の行き先・1――連載 60」,『現代思想』38-(2010-11): 資料

◆立岩 真也 2011/06/01 「社会派の行き先・8――連載 67」,『現代思想』39-8(2011-6):- 資料

◆立岩 真也 2011/10/01 「社会派の行き先・12――連載 71」,『現代思想』39-(2011-10): 資料

「☆03 医療者以外の人としてはわずかに吉田おさみの文章の断片に触れたにすぎない。この十月九日、吉田がそこで活動した「全国「精神病」者集団」の活動を引き継いでいる長野英子(山本真理)――自身は多くの文章を書いている人ではあるが――への公開インタビューが予定されている(於:立命館大学)。」

◆立岩 真也 2012/07/** 「もらったものについて・9」『そよ風のように街に出よう』83

◆立岩 真也 2013/12/10 『造反有理――精神医療現代史へ』,青土社,433p. ISBN-10: 4791767446 ISBN-13: 978-4791767441 2800+ [amazon][kinokuniya] ※ m.

 「本書ではまったく触れていないが、一九七〇年代に精神障害の本人たちの組織が幾つか作られていく。七四年の精神障害者全国交流会をきっかけに結成された全国「精神病」者集団――例えばこの小さな不定形な集団は、家族会や作業所を肯定的に語り、ときにその役職についたりもする反造反的改革支持者たちによって(仲のわるい相手が同業者やその組織である場合には、批判を返すために、その相手の存在はそれで知られるのだが)まったく一言もふれられることがなく、そうした人たちが書いたものしか読まない人たちにはまったく知られることがない――の機関紙――桐原尚之が現在HPに過去のそれらの情報を入力・掲載している――は各地の小さな集まりの動向を伝えているが、そこに次のような記載が見つかる。」(立岩[2013:118-119])


*作成:桐原 尚之
REV:..20031206 20040307, 0508, 20050608, 0821, 20060725, 20090606, 1108, 20100302, 0310, 0324, 0409, 0411, 0526, 0626, 0803, 1016, 1204, 20110315, 0516, 0812, 0912, 20120610, 20140111, 20160629, 1115
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