デジタルバックとは
憧れのデジタルバックを自作したいなと思います。そもそもデジタルバックとは何かというと、フィルムカメラをデジタル化してしまう凄いやつです。仕組みに関して自分の理解を書き記します。間違っているかもしれないので、詳しい方はそっと教えて下さい。
まず、そもそもフィルムカメラの仕組みですが、レンズを通して入った光でフィルムを感光させ、化学的変化で映像を定着させます。
図にするとこんな感じね(多分)
で、このフィルムをセンサに置き換えて、化学的変化の代わりに電気的変化を使ったのがデジカメです。すなわち、デジカメおよびデジタルバックの仕組みは以下となります。
多分こんな感じ
だけど、このデジタルバックが高くて、普通に数百万します。そんなもん一般人に買えるかい!というわけです。ならば作ってしまおうというのが今回の企画です。といってもセンサを作るのはあまりにもハードルが高いので、代わりにスクリーンを使ってやります。そしてスクリーンに映った映像をデジカメでパシャりととってしまおうというわけです。
図にするとこんな感じ
以前Raspberry Pi Zeroで作った二眼レフカメラも実はほぼ同じことをしていますね。
全然意味わからないよ!という人は、以下とか読んでおいて下さい。最初からそうしておけばよかったです(謎の怒り)。
特別企画:基礎から学ぶ「デジタルバック入門」(その1) - デジカメ Watch Watch
デジタルバックプロトタイプの作り方
まずは一般家庭に一つはあると思われる、フィルム二眼レフを用意します。もし家になければヤフオクで落としましょう。私はそうしました。
ローライではない。数千円で買いました
ここで取りいだしたるは、なんと半透明のクリアファイル!
ジャジャーン!
早速嫌な予感がしてきましたね。こいつを…
こうだっ!!
うそ、やだ。それっぽい
あとは、部屋に落ちていた適当な空き箱を使って。
ケースに入れたRaspberry Piをテープで貼り付けて
こうだっ!
とりあえず試し撮りした図。
一応映っている
スクリーンとして使う半透明のクリアファイルは、透明度が高いと真ん中ばかりが明るくなってしまって全然ダメで、今回は半透明のクリアファイルを何枚も重ねて使うことでなんとか撮影できるようになりました。明るい時に撮影するともうちょいよい感じに撮れるはず…です。
まとめ
デジタルバックを安価に自作してみました。プロトタイプの空き箱のケースはあんまりなので、もうちょっとしっかりしたケースを自作してみようかなと思います。
今回使用した部品
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