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いつまでもアフタースクール

放課後が待ち遠しかった学校生活。ぼくにとっては今も放課後。だから楽しく生きていけます。主にオピニオン、10代20代への起業・独立論、マーケティング論を発信していきます。

カメラ初心者にもおすすめなオールドレンズを紹介するよ

飽くなき探究心

こんにちは起業家ブロガーのぶんたです。

みなさんはカメラを持っていますか?

先日iphone7が発表されてからそのカメラ性能に驚いている自分です。使う媒体によってはあのくらいのカメラ性能で十分だとも思います。

でもね!

まだまだ実機のカメラも捨てたもんじゃないですよ。今回はその理由とぼくがハマってしまった沼をご紹介しましょう。

 

 

 

昔からひざうらが好きでした

ぼくは個人的にこんなサイトを作成しています。

hizaura.jp

 

ひざうらが好きです。すごく。

でね。最初は友達のカメラマンに頼んで撮ってもらっていたのですが、徐々に自分でも撮りたくなりました。

理由は

  1. ストーリーのあるひざうらを撮りたい!
  2. が、ぼくの描く力が圧倒的に皆無

この2つです。

 

ぼくは日常に存在するひざうらが好きです。あくまで「はい!撮るよ!」って感じでモデル感を出して撮ったものはあまり好きじゃありません。だからこそひとつのひざうらを撮る度に「このひざうらにはこんなストーリーがあるんだなあ」とすぐにわかるような物を作品として残しています。

 

で、このストーリーを上手くモデルさんとカメラマンに伝えるのですが、たまにどうしても思い通りに撮れないことがあります。もちろん写真はめちゃくちゃ良いのですが、やっぱり自分の思い描く100%を出し切りたいのです。

その為にストーリーを文章に起こしつつ、絵に描いたりして伝えたのですがぼくの絵を描く力が無さ過ぎるせいで上手く伝わりません。

この前も真剣にドラえもんを描いたけど上手くいきませんでした。

 

そんなわけで解決策として「自分で撮れば良いんじゃねえか」と思うようになったのです。

 

SONY α7Sを購入

 

 

一応カメラはこちらのモデルを持っていましたが、これでは力不足でした。どうしても出したいボケ味を出せません。

 

SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S

SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S

 

 

そんなわけで選んだのがSONYα7S。このカメラはぼくの思い描く写真を撮るためにピッタリで、以下のメリットがあります。

  1. ミラーレス唯一のフルサイズ機
  2. ISOがめちゃくちゃ高いため、暗いところでも綺麗に撮れる
  3. オールドレンズの母艦として最適

簡単に説明していきます。

 

ミラーレス唯一のフルサイズ機

これはカメラのセンサーサイズを表します。普段よく見かけるカメラは恐らく一眼レフ、ミラーレス、コンデジのどれかですが、一般的には一眼レフになるほど重く嵩張ります。サクサク写真を撮る為には重さは致命的ですね。しかし現行のコンデジではそこまで大きくボケ味を出せません。その理由には色々ありますが、その中のひとつにセンサーサイズがあります。基本的にはセンサーサイズは大きければ大きいほどボケ味を出しやすくなります。

軽くサクサク撮りやすいミラーレスで、且つセンサーサイズも大きいとなるとSONYα7シリーズ一択なんですよね。

 

ISOがめちゃくちゃ高いため、暗いところでも綺麗に撮れる

α7シリーズにはいくつかのモデルが存在しますが、その中でも夜間の撮影をも手軽に出来るようにするのがSモデルです。「オトナの女性編」の撮影時、もう少しいくつかの写真を撮りたかったのですが、どうしてもノイズが乗ってしまい掲載困難なものがありました。このノイズが乗り出す仕組みも細かく説明すると長くなるのですが、基本的にはISOが高ければ高いほど乗りにくくなります。

α7SISOは最大409600。無印αの25600と比べてもその差は歴然です。昼も夜も関係なく自由に撮りたい方はISOはとても重要でしょう。

 

オールドレンズの母艦として最適

そしてラストですがオールドレンズの母艦としてα7シリーズは最適です。

一眼レフだとミラーがレンズに擦ってしまい、思うように全てのオールドレンズを扱えませんが、ミラーレス機だとそのミラーが無いので、どのオールドレンズにも対応出来ます。

その上、ミラーレスの中でα7シリーズは唯一のフルサイズ。オールドレンズの真価を発揮するのであれば、α7以外の機体はありません。

 

そもそもオールドレンズって何よ?って人には後ほど説明していきます。あ、これ読むと絶対欲しくなるので物欲抑えたい人は今のうちにブラウザバックを推奨します笑

 

 

オールドレンズとは?

今回の記事でぼくが一番伝えたいオールドレンズについて書いていきます。

オールドレンズとはその名の通り昔、フィルム時代に使われていたレンズのことです。なんでわざわざ古いレンズ使うの?今のレンズの方が高性能でしょ?と思う方もいるかもしれません。もちろん性能面では現行レンズの方がずば抜けて高いです。解像度からピント調節、手ブレ補正などなど。

 

だがしかし!!!

 

オールドレンズ特有の「味」を出すのは今のレンズでは不可能でしょう。まあこの辺は見てもらった方が早いですね。

例えば代表的なぐるボケ。

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ただのStone!!

こちらは何の変哲もない石ですが中心のピントの外から円を描くようにボケているのがわかるでしょうか。

またちょっと特殊なものだと星の形をしたボケなどもあります。他にも彩度が浅く写ったり、特定の色が濃く描写されたりなど。

一見欠点のような部分も一度写真にしてみると何とも味のある作品に仕上がるのです。こういったそのレンズ独特の味は現代のレンズでは完璧過ぎて出せません。

しかもこのオールドレンズ、種類がありえないくらい豊富です。その中から自分に合ったレンズを見つけるのも楽しくて仕方ないんですよ。

また通常のレンズと比べると比較的安価でお財布にも優しいです。なんと安いものは500円くらいから売ってます。でもちゃんと写るんですよコレが。

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SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS

例えばぼくが最初に実機と一緒に買ったコチラのレンズ(約10万円。たけえよ)と比べるとその価格の差は歴然ですね。

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打ち上げられた友達の写真

もちろん現行のレンズはしっかり解像してくれるのでこんな細かい水飛沫が出るような写真では素晴らしい描写力を発揮しますが。

 

独特の世界観を作り上げるオールドレンズは一度踏み入れたら簡単には抜け出せません。

それでは実際の写真とぼくが所有しているレンズを見ていきましょう。

 

PENTAX Super-Takumar 55mm F1.8

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ぼくが初めて購入したオールドレンズがコチラです。F1.8モデルと1.4がありますが、こちらのF1.8はかなり安価で手に入ります。それこそ500円とかで売ってることもあるそうです。ちなみにぼくは1500円で購入しました。オールドレンズの入門に良いかもしれません。

このレンズ、放射能レンズやアトムレンズと呼ばれていてレンズ内に放射性物質を使い光を屈折させています。まあこいつ抱いて寝ない限りは大丈夫なレベルの量なので怖がらずに使ってください笑

実際の写真はというと、

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陶器市に並ぶ徳利

めっちゃ綺麗に玉ボケが出ます!

レンズが若干黄みがかっているので全体的に黄色く写ります。放射能レンズ系は紫だったりこういった黄色だったりと色が乗るのが特徴ですね。

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たんぽぽに似てるやつ

これなんかすごく淡くボケてて儚げ感出てませんか?

さすがにF1.8まで開放出来るとボケが凄いです。

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偉そうなかえる

青の多い写真ですがやっぱり全体的に黄色く写りますね。

 

Helios 44m-2 58mm f2

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さきほど例に上げたぐるボケを出してくるレンズです。個人的にはかなり気に入っています。そもそもぐるボケの写真を見て「こんな写真が撮りたい!」とオールドレンズの沼にハマったので気にいるのも納得です。

このレンズは「44-○」と数字が違うものがありますが、構造は同じようなので描写に変化はありません。とりあえずHeliosの44と言ったらぐるボケっしょくらいの感覚で購入してみてください。

さて写真は...

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幻想的なひざうらぁぁっぁぁ....ダントツ好きな写真です

どうよ!!この幻想的な感じ!!

ひざうらを中心に背景が円を描いています。コレだよコレ。コレが撮りたかったんだよ。四隅が綺麗に暗くなるのも中心をしっかり写してくれていいですね。

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湖に落としたい背中

あとはコチラとか。体感としてこのレンズは青味というか緑色が濃く出やすいです。自然の風景とか撮る時は綺麗に色が乗るのでおすすめです。だいたい4000円くらいで買えるのもお手軽で良いですね。

 

Industar 61L/D 55mm/f2.8

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こいつはちょっと特殊だよ。絞りを5.6くらいにすると、

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星が出来ます!!!

当然これで写真を撮れば、、、

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ダビデの星とひざうら。ムズい...

星が出ます!!!

ダビデの星と言うらしいです。ただ上手く写しながら被写体を入れるのが難しくて修行が必要そうです。。。ぶっちゃけ難しすぎてほぼ使ってません。

色はと言うと結構こってりハッキリと写ります。ピントを合わせた部分はコントラストが高いです。なんとな〜くオールドレンズは淡い感じの雰囲気が好きなので普段使いでも余りぼくの好みではありませんでした。値段は6000円ほど。

また、使ってない理由はもう1つあって、このIndustarはある程度近接まで寄って撮れるのです。寄れるレンズをマクロレンズと言いますが、このIndustarは30cmが最短撮影距離。なんですけど30cmって実際中途半端だし、正直もう少し寄りたい。準マクロって感じなので次に購入したのが、、、

 

Carl Zeiss jena Flektogon 35mm f2.4

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買っちまったぜ。Carl Zeiss Flektogon。今まで上げたオールドレンズと比べると圧倒的に高いです。2万ちょいしました。まあ天下のCarl Zeissですし仕方ありません。Carl Zeissってなんだよって感じだと思うのでめっちゃザックリ説明しますが、レンズ界の貴公子です。はい説明終わり!つまりすげー良いやつってこと!!

で、こやつの何が良いかって最短撮影距離が18cm!!めっちゃ寄れます。そして特定の色が出過ぎることもなく、目で見たまま鮮明に写してくれます。。オールドレンズ特有の個性はあまり感じませんが、オールラウンダーで何でも綺麗に写す優等生です。

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お花たち

ピント部分の花が際立ってすごい綺麗な感じ。

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田舎で買ったすもも

あと食べ物写すとリアリティが凄いあってめちゃくちゃ美味しそうに撮れます。寄れるしね!撮り放題だよ!!!

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新宿都庁より

夜景も綺麗に。くっきりと。

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生えてた。

寄れるようになると、こういった今まで上手くピントを合わせられなかった小さな箇所にも目がいくようになります。日常でも面白い写真が撮れそうですね。

 

ちなみにオールドレンズで写真を撮る時はカメラに合わせてマウントアダプタを付けなければなりません。

今回ぼくが紹介したレンズ達はm42というマウントなのですが、ぼくはこちらのアダプタを使っています。

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Rayqual  M42マウントレンズ SONY αEマウントボディー M42-SaE

このRayqual製のアダプタは堅牢かつ精巧で非常に評判が良いです。値段的にはそれこそオールドレンズ達よりも高いのですが、なんでこれを使うかって言うと、やっすいマウントアダプタだと0.数mmのズレでピントが合わなかったりします。それだけ精密な器具なのでマウントアダプタへの投資はしっかりしておくべきでしょう。ピントが合わなくては写真も綺麗に撮れませんからね。

 

オールドレンズを買うには

そんなオールドレンズ達。現行のレンズと比べると安く買えるのですが購入経路はそれぞれバラバラです。中古レンズ屋などにもありますが、これらは在庫もまばらなのでおすすめはeBayです。

海外のオークションサイトなので交渉とかも少しめんどくさかったりするので、全て請け負ってくれるセカイモンがおすすめです。ヤフオクにもありますが全体的に高めですね。

また今回はm42マウントのオールドレンズを紹介しましたが、この他にも色々あるので興味のある方はこちらの書籍で勉強してみてください。

 

オールドレンズの新しい教科書 (Books for Art and Photography)

オールドレンズの新しい教科書 (Books for Art and Photography)

 

 

補足とまとめ

そんなわけでカメラ初心者のぼくが色々紹介してみました。どうでしょう?オールドレンズは安いのでお手持ちのカメラに合うようであれば是非試してみてください。とりあえず試しにタクマーからでも。

ちなみにどうせ撮るのならRAWファイルでしっかりと撮ることがおすすめです。非破壊編集で綺麗に編集出来るので。

AdobeのLightroom使うと劇的に写真が綺麗になるのでぜひ使ってみてください!ボツ写真も本気写真へ変わりますよ!

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オールドレンズにハマったら是非一緒に写真撮りに行きましょう!