とっくに紅葉が始まっているけれど、心に余裕が無くて写真に収めることができていない。
都会の街並みで撮ろうとすると、人や車や民家が写り込んでしまうので、それも気になる。
でも、頑張る。
お昼は職場近くのめん徳 二代目つじ田味噌の章飯田橋店@(千代田区飯田橋)(ホームページ)、となりのつじ田は外待ち数人ですが、こちらは先客二人とガラガラ。
前回は小林製麺の「味噌らーめん」でしたので、今回は三河屋製麺の「バリ味噌らーめん」狙いです。
店先で券売機を見ると、その「バリ味噌」に売り切れランプがついていますが、つじ田ともあろう店舗が食材切れで販売中止とは考えにくいので、何か他の事情があるのでしょう。
食券を買い、店内に入ると先客二人、どちらのお客さんにも近づかないような距離感の席にかばんを置いて、厨房内の店員さんに食券を渡します。
アイドルタイムはお冷がセルフなのか、いや、お冷やは基本的にセルフだけど混み合う時間帯ではホールに女性店員さんを用意するので、お冷やをサーブしてくれるという構図ですね。
出来上がりまで特に何もすることが無いのでカウンター台に貼りだされた蘊蓄を読んでみましたが、特に何がどうということではなく。
程なくして辛味噌らーめん900円。
スタンダードから100円増しですので辛味噌餡が100円の計算、麺相としては(辛味噌餡以外に)青海苔粉が追加されていますが、それ、卓上に用意されてるし。
前回感じた包み込むような優しい味噌味はそのままに、スープの味を確認したら、直ぐに辛味噌餡を全体に混ぜると、一口目、二口目は変化に気が付きませんが、麺を食べ終わる頃でも全体の香りなどが落ちません。
小林製麺の中太麺がぷりっぷり、味噌スープとの相性がかなり高いです。
おもうに、北海道の麺と味噌スープは「好相性である」とどさん娘大将で味噌ラーメンの味を覚えた世代には刷り込まれてしまっているからでしょうか。
美味しいチャーシュー、美味しい崩しチャーシュー、食べやすい味付けメンマ、薬味ネギ、青海苔紛。
決して単調な味ではないけれど、それでも味変は楽しいので、麺を半分以上食べたところで、卓上の柚子七味を一振りました。
味噌の香りに柚子の香りのブレンドも、さらに食が進みます。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
勤め人が帰り道を急ぐ橋の上で、川面にカメラを向けている一人の老人を見かけたら、どんなことを考えるだろうか。
いや、何千人と通りがかるだろうけど、一人も気にもしないが正解でしょう。
誰にも気にされないからこそ、こうして写真を撮っていられるわけですから。
仕事が終わって立ち寄った、中華そば二階堂@九段下(千代田区飯田橋)、夜営業終了間近ですが、満席で少し待たされるとは嬉しいですね。
前回はスタンダードでしたので、今夜はいりこそば狙いで店内に入って券売機を見ると、売り切れランプ。
うーん、デジャブ?仕方ないので、冬季限定メニューとしました。
空いていた席に座って食券を店員さんに渡し、先ずは生ビール490円で今夜は九段下で一人お疲れ様会。
ジョッキをビールが凍るまで低温で冷やすのは苦手、常温はあんまりですが、ビールが凍ってしまったら低すぎますって。
とはいえビールに罪は無いので、一滴残さず頂きました。
「そう言えばお昼も辛味噌だったなあ」と思い返していたら辛味噌らあめん850円。
スープなかなりの低粘度でサラサラ、こちらの辛味噌は「辛」味噌というより「赤」味噌、山椒、唐辛子をスープに混ぜてはいますが、味噌の味を引き立てる程度の辛味付けです。
見た目は煮込み野菜に見えますが、スープとは別に茹でて合わせてありますので、シャキシャキして美味しいと感じる人もいるでしょうし、スープはスープ、野菜は野菜として味わうラーメンだと思う人もいるでしょう。
麺は他のメニューと共通と思われるカネジン食品の平打中細麺、茹で加減はジャスト、食べていくにつれての延びもいい感じです。
食べ進めるとスープから魚粉の混じり合いを感じますし、チャーシューの切れ端がいくつか入っています。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
店内には醤油やみりんに混ざって焼酎やウィスキーが置かれています。
券売機のボタンは用意されていないのだけれど、何か飲む方法があるのだろう。
いつの日か飲める日が来るまで、それまで通ってみようと思う。