防衛相 来月グアム訪問し「THAAD」視察で調整

防衛相 来月グアム訪問し「THAAD」視察で調整
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稲田防衛大臣は、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受けて、ミサイル防衛の強化を検討するため、来月グアムを訪問してアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」などを視察する方向で調整に入りました。
北朝鮮は、ことし弾道ミサイルの発射を繰り返していて、防衛省は、来年度(平成29年度)予算案の概算要求に、イージス艦に搭載するより能力の高い迎撃ミサイルの取得費用を盛り込むなど、対応の強化を急ぐ方針です。

こうした中、稲田防衛大臣はミサイル防衛の強化を検討するため、来月中旬にグアムを訪問し、アメリカ軍が北朝鮮のミサイル発射などに備えて配備している、最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」などを視察する方向で調整に入りました。

「THAAD」は、自衛隊に導入されている地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」に比べて、より高い高度で迎撃できるシステムで、すでに韓国への配備が決まっており、防衛省が導入の効果などを検討しています。