フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)がユーザー・データでまたチョンボしました。

具体的には企業がフェイスブックでプロモーションする際に利用する企業Facebookページの「インサイト」で、オルガニック・リーチ(アップデートがどれだけユーザーに届いているか? の尺度)に計算ミスがあり、リーチの数字が過大に報告されていることに気が付いたのだそうです。

このバグを直すと、ウイークリー・リーチは▼33%、マンスリー・リーチは▼55%減少するそうです。

オルガニック・リーチとは「宣伝に頼らなくてもフェイスブック・ユーザーの目に留まる回数」を意味します。するとこの数字が落ちてくると「そろそろ宣伝(プロモーション)をかけて、リーチをふやすべきかな?」と企業のマーケティング担当者は判断します。

その意味では、オルガニック・リーチが実際は報告されていたより少なかったというのは、将来のフェイスブックのプロモーション需要が増えるという意味においてはプラスです。

しかし、「こんないい加減なデータを判断基準にFB広告をいままで打ってきたのか?」と企業のマーケティング担当は、口をあんぐりあけています。

フェイスブックは、さすがにきまりがわるくなったのか、今日からコムスコア、ニールセンなどの外部の調査会社にユーザー・データの検証をすることを要請すると発表しています。

つまり「秘密の花園」が崩れたわけです。