朴政権推進の「韓流文化」普及事業、利権巣窟か

読売新聞 / 2016年11月12日 1時17分

 【ソウル=井上宗典】韓国の 朴槿恵 パククネ 大統領の友人女性による国政介入疑惑は、政府の文化体育観光省が手がけた「韓流文化」事業にまで拡大した。

 朴政権は経済活性化の一環としてこの事業を推進したが、実際には利権の巣窟となっていた可能性がある。

 韓国検察は11日、8日に逮捕した広告映像監督のチャ・ウンテク容疑者(46)の捜査を本格化させた。チャ氏は朴氏の友人の 崔順実 チェスンシル 容疑者(60)の側近。元々、著名なミュージシャンの音楽ビデオやCM映像などを手がけた映像監督だった。チャ氏が崔氏と知り合ったきっかけは不明だが、2014年ごろから緊密な関係になったとされる。この頃から、政府の文化事業に深く関わるようになった。

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