外相と経産相 APEC出席でペルーへ出発

岸田外務大臣と世耕経済産業大臣は、ペルーで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席するため、16日夜に日本を出発しました。会議では、トランプ氏がアメリカの次期大統領に決まったことを踏まえて、日本として自由貿易の重要性を訴えることにしています。
岸田外務大臣と世耕経済産業大臣は、今月17日と18日にペルーの首都リマで開かれるAPECの閣僚会議に出席するため、16日夜に日本を出発しました。

アメリカでは保護主義的な発言を繰り返したトランプ氏が次期大統領に決まったことや、イギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めるなど、世界で内向き志向が強まっています。
岸田、世耕両大臣は、会議の場でこうした動きが広がらないよう自由貿易の重要性を訴えることにしています。

また、APEC域内の国々で構成されるTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐっては、トランプ次期大統領が離脱に言及するなど、発効が難しい情勢になっています。このため両大臣は、APECの会議や個別の会談を通じて、TPP参加国に対し、着実に協定発効に向けた国内手続きを進めるよう要請することにしています。