2019年に放送されるNHK大河ドラマの脚本を宮藤官九郎が担当することがわかった。
2019年1月から放送される同作は、オリンピックの歴史を題材にしたオリジナル脚本作品。日本がオリンピックに初参加した1912年のストックホルム大会から、1964年の東京オリンピック開催までの52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く。NHK大河ドラマが近現代史を扱うのは33年ぶりだという。演出は『あまちゃん』のチーフ演出を担当した井上剛。
宮藤は大河ドラマの脚本を手掛けるにあたり「自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました。しかし、かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。『だから大丈夫です、できる題材を探しましょう』という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語です」「まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目にみて頂けたら幸いです」とのコメントを発表している。
なお宮藤は2013年にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本を担当。大河ドラマの脚本を手掛けるのは今回が初となる。