蹴球探訪
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【サッカー】清武が先制PK ハリル監督に誕生日プレゼントのお返し2016年11月16日 紙面から
◇ロシア杯アジア最終予選 日本2−1サウジアラビア極上のPKで、清武が均衡を破った。前半43分に自ら打ったシュートが、相手のハンドを誘ってPK獲得。ボールを手にした背番号13は、ペナルティースポットでじっと下を見つめ、神経を研ぎ澄ました。 ホイッスルを聞いてゆっくりと駆け出すと、右足で左のサイドネットに突き刺す完璧な一撃。満面の笑みをたたえた清武は両腕を広げて走り出し、ベンチ前でもみくちゃにされた。 「(11日の)オマーン戦は逆側に蹴ったので。GKの動きを見て冷静に蹴れました。チーム一丸になって攻守にバランス良く戦えたし、本当に大きな勝ち点3だと思う」 12日が27歳の誕生日。ハリルホジッチ監督からケーキを贈られた。「クラブで試合に出ていないのに、オマーン戦に出してあげた。今度は私に(勝利を)プレゼントする番です」と期待されていた。トップ下で先発し、「常にフリーでボールを受けられた」と清武。DFと中盤のライン間に陣取り、幾度もパスを引き出して好機の山を築いた。後半19分に交代したが、指揮官は「ハイレベルなプレーをしてくれた」とプレゼントにご満悦だった。 トップ下は長く香川の定位置だったが、その座を奪いつつある。「(本田)圭佑君が『ゴールを決めることで自信になる』と言ってくれた。この1点は自分にとっても大きな1点」。新しい王様が、ここからさらに輝きを増す。(青山直樹) PR情報
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