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【ドラニュース】

ドラフト1位・柳、日本一へM1弾

2016年11月16日 紙面から

明大−上武大 4回表明大1死三塁、中越えに2点本塁打を放つ柳=神宮球場で(斉藤直己撮影)

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 中日がドラフト1位指名した明大・柳裕也投手(22)が投打で大暴れした。15日に行われた、明治神宮野球大会準決勝の上武大戦(神宮)に先発し、7イニング、5安打、無失点の好投で、チームを勝利に導いた。打っては4回に大学生活初本塁打となる2ランを左中間スタンドに放った。16日はロッテのドラ1・佐々木千隼投手(22)を擁する桜美林大との決勝戦。中日がドラフト2位指名した京田陽太内野手(22)が所属する日大は、同大会準決勝で桜美林大に4−7で敗れた。 

 乾いた打球音が神宮に響いた。1点リードの4回1死三塁。投手・柳を援護したのは、打者・柳だった。2ボールから高めの直球を思い切り振り抜いた。高らかに舞い上がった打球はバックスクリーン左に吸い込まれた。「入るとは思わなかった。大事な試合だし、打てて良かった。たまたまです」。貴重な追加点となる2ランは、大学生活初アーチ。東京六大学リーグでは通算91打数19安打、打率2割9厘だが、4年秋には3割3分3厘と急上昇。バットでも存在感を見せつけた。

 大舞台での勝負強さは生まれ持ったものかもしれない。高校時代の通算本塁打は1本。だが、それは2012年のセンバツ2回戦、聖光学院戦で放っている。この試合は渡辺監督(当時)が通算50勝目を飾ったメモリアルゲームだった。

 前日に桜美林大・佐々木千隼がホームランを打ったばかり。負けじとアーチを架けた柳は「バッティング練習はやっています。結構、やっていますね」と笑顔をみせた。秋のリーグ戦に入る前に「1本も打っていないので、ホームランを打ちたい」と話していたが、ここぞという場面で価値ある一発となった。

 

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