愛知県などは、１６日を県内一斉のノー残業デーに定め、名古屋市内の駅では、朝、大村知事やアイドルグループのメンバーらが出勤途中の人たちに定時での退社を呼びかけました。
愛知県と労働組合、経済団体などでつくる協議会は、働き方を見直すきっかけにしてもらいたいと、毎年１１月の第３水曜日を県内一斉のノー残業デーに定めています。
名古屋市の金山総合駅では、朝、愛知県の大村知事や人気アイドルグループのＳＫＥ４８のメンバーらが出勤途中の人たちにティッシュを配って定時での退社や、働き方の見直しを呼びかけました。
県によりますと、ノー残業デーの取り組みには、県内の４８００あまりの企業が参加を表明していて、１６日は約１９万人が定時で退社する予定だということです。
働き方をめぐっては、大手広告会社の電通で新入社員だった女性が過労のため、自殺するなど、長時間労働が問題となっていて、県は関係機関と連携して是正に取り組むことにしています。
大村知事は「職場と余暇の時間のメリハリをつけることで仕事のパフォーマンスの向上にもつながる。
それぞれの職場や働く人にあわせて最も良い働き方を模索してもらいたい」と話していました。