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ホテル女性強殺2審も無期懲役

11月16日 10時00分

ホテル女性強殺2審も無期懲役

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去年8月、三重県鈴鹿市のホテルで中国国籍の女性を殺害し、現金などが入ったバッグを奪ったとして強盗殺人の罪に問われた男の2審の判決で、名古屋高等裁判所は1審に続いて無期懲役を言い渡しました。
津市の無職、古谷有平被告(24)は、去年8月、三重県鈴鹿市のホテルで、中国国籍の38歳の女性の頭などを部屋にあったパイプいすで殴って殺害し、現金11万円余りなどが入ったショルダーバッグを奪ったとして強盗殺人の罪に問われました。
古谷被告は殺意を否認しましたが、ことし7月、1審の津地方裁判所は「かなり強い力で殴打していた」として、殺意を認めて無期懲役を言い渡し、古谷被告が控訴していました。
15日の2審の判決で名古屋高等裁判所の山口裕之裁判長は「被告は衝撃でパイプいすの一部が壊れるほど相当強い力を込めて殴打し、被害者がうつ伏せに倒れたあとも馬乗りになっていすで頭を10回程殴るなど、殺意があったことは明らかだ」と指摘しました。
その上で、「バッグを盗んだことを被害者に気づかれて、取り返されそうになったので殺害したという安易で身勝手な動機で、無期懲役が不当とは言えない」として、1審に続いて無期懲役を言い渡しました。

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