11月15日 10時42分
第2次世界大戦中に多くのユダヤ人の命を救った外交官、杉原千畝にちなんだ岐阜県と北陸を結ぶルートを外国人観光客にPRしようと、イスラエルなどから旅行会社が招かれ、14日、高山市を訪れました。
中部運輸局と関連する自治体は、杉原千畝の出身地、岐阜県八百津町から外国人観光客に人気の高い高山市、白川村金沢市を経由して“命のビザ”の発給を受けたユダヤ人が上陸した福井県敦賀市を結ぶルートを「杉原千畝ルート」と名付けてユダヤ系の外国人観光客に訪れてもらおうと海外へアピールしています。
その一環として招かれたイスラエルとアメリカの旅行会社4社は、11月11日から、このルートをめぐっていて、14日、高山市を訪れました。
このうち、高山祭の屋台を展示している会館では、けんらん豪華な屋台を間近に見て日本の伝統文化に関心を示していました。
高山市海外戦略課の林秀和係長は「ユダヤ系の人たちにとってみずからの出自に関わるので関心が高いようです。多くの人に来てもらいたい」と話していました。
一行は八百津町や名古屋市を訪れたあと帰国する予定です。
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