ある日気づいたら亀頭がなんだかグロテスクな見た目に……。白い粉を吹いて、カサカサになって、もしかしてこれは、淋病……?亀頭というのは非常に大切な体の一部。もしそんなことになったら不安でしょうがないですよね。しかし、もしあなたに思い当たる節がないのなら、それは性病ではなく「亀頭包皮炎」という病気かもしれません。
亀頭包皮炎ってどんな病気? 症状は?
亀頭包皮炎とは、あなたのペニスになんらかの傷ができ、そこから菌が入り込む病気です。
症状は赤みが出たり、乾燥や、逆に湿り気を帯びることも。かゆみや、白く粉を吹いたような状態になることもあります。
これらの症状が出たらまずは亀頭包皮炎を疑っておきましょう。
亀頭包皮炎の症状(カンジタ性)
亀頭包皮炎には主に二つの原因があるとされています。
その1つがカンジタというカビの仲間によるもの。症状としては強いかゆみや皮膚の赤みが広がる。また白いカスが溜まるなど。
こちらはカビが原因となるので石けんなどで表面を洗っても、皮膚の奥にあるカンジタには届かず逆効果になることが多いです。
水虫の薬が効くと言われていますが、素人判断は危険ですので、早めに病院に行って症状の分析をしてもらったほうがいいでしょう。
亀頭包皮炎の症状(細菌性)
もう1つの代表的な原因が細菌です。
症状は皮膚が腫れたり、下着に膿のような液体が付くことがあります。
この場合も石鹸などで強く洗い流すことはお勧めしません。
軟膏などを塗ることによって症状が改善する場合がありますが、カンジタ性との見分けが素人にとっては難しい場合も多く、やはり自己判断は危険です。
亀頭包皮炎になりやすいのは、包茎の人?
亀頭包皮炎には2つの原因がありますが、基本的に症状は似通っています。
しかし、共通しているのは包茎の人ほどなりやすく治りにくいということです。
それはペニスが皮で覆われている分菌が繁殖しやすい環境が整っているからです。
もしも包茎で亀頭包皮炎になった経験がある人がいれば、再発を防ぐことを考えると1度包茎手術を検討したほうがいいかもしれません。
再発する亀頭包皮炎
亀頭包皮炎はその治療によっては1度治まっていた症状がぶり返すことがよくあります。
それは皮膚の中に残っていた細菌やカンジタが、なんらかのきっかけで勢力を増大するためです。で
すから、症状が治まったと思ってもしばらくはその治療を続け、できればその終了の判断は医師にしてもらうほうがよいでしょう。
亀頭包皮炎は本当にちょっとしたきっかけでかかってしまう病気なのですが、完全な治療は難しく、常に再発の危険が伴います。
次に同じような症状が出ても正しい対処ができるように、医師に相談、あるいは正しい知識を集めておくことをおすすめします。
亀頭包皮炎の症状はペニスの荒れ
亀頭包皮炎には様々な症状があり、そのために「これが症状です」と断定して言うことはできません。
しかし、もしもあなたのペニスに傷ができ、その周りを中心になんらかの異常が見られるときは、まずこの病気を疑ったほうがいいでしょう。
そして、できるだけ早く適切な対処をすることが大切です。
しかし、実は亀頭包皮炎によく似たまったく別の病気だったり、あるいは先ほど挙げた二つの原因が複合的に合わさったものである場合もあります。
当然その判断は素人には難しく、また対処法を誤れば悪化してしまう恐れも十分にあるのです。
非常にデリケートな部分の問題であるため、相談するのに抵抗があるのはわかります。
しかし、やはり症状が軽いうちに病院に行くのが一番でしょう。絶対に勝手な決めつけで怪しい薬を塗ったりはしないでください。