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 将来の胃がん予防のため、中学生を対象にピロリ菌の検査・除菌に乗り出す自治体が出てきた。除菌に使われる薬には副作用もあり、専門家はデメリットを含めた正確な説明が必要だと指摘する。

■中3対象、費用は県負担

 「早い段階でわかってよかった」

 佐賀市内に住む中学3年の男子の母親(37)はこう話す。男子は、佐賀県が今年度始めたピロリ菌検査で陽性と判定された。今夏、除菌のために抗生物質など4種類の薬を朝夕2回、1週間服用し、再検査で除菌が確認された。費用は県の負担。母親は「再感染はゼロではないが、胃がんにつながる要因を若い時に消せた。自己負担だとなかなか受ける機会がなく、下の子もいるので事業をこのまま続けてほしい」と話す。母親自身も近く検査を受けようと考えているという。

 佐賀県では、同意が得られた中学3年生を対象に、学校検診の検尿の残りを利用して、ピロリ菌感染を調べている。陽性と判定されると便による2次検査に進み、陽性の場合、除菌の対象になる。

 今年9月時点で、県内中学3年…

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