南砺の施策に民間人…ITに強い2人を研修員に

 南砺市は今月、民間企業のノウハウを施策に生かそうと民間人2人を受け入れた。受け入れは来年1月まで。その間、2人は2週間に1度、南砺市を訪れて2、3日滞在し、市の研修員として、職員や市民と一緒に地域課題の解決に取り組む。

 一般社団法人「コード・フォー・ジャパン」が実施している民間のICT(情報通信技術)人材を自治体に派遣する「コーポレートフェローシップ制度」を活用した。

 受け入れているのは、情報システム会社「NECソリューションイノベータ」の浅野雅博さん(45)(金沢市)と、ポータルサイト運営「ヤフー」の宮賢一郎さん(38)(東京都)。浅野さんは自治体のウェブ活用支援を、宮さんはブログ開発をそれぞれの会社で担当しており、その知見を生かしてもらう。

 浅野さんは「隣の金沢に住むIT専門家として精いっぱい協力したい」と話し、宮さんは「短い期間だが、自分の知識をいかしたい」と抱負を述べた。

2016年11月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun