大阪大学大学院教授を収賄容疑で逮捕

大阪大学大学院教授を収賄容疑で逮捕
k10010770701_201611160514_201611160529.mp4
大阪大学大学院の教授が建設会社との共同研究で会社側に便宜を図った見返りに、現金およそ210万円の賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕されました。建設会社の社員2人も贈賄の疑いで逮捕され、警察が詳しいいきさつを調べています。
収賄の疑いで逮捕されたのは、大阪大学大学院・工学研究科の教授の倉本洋容疑者(57)です。。また、東京の建設会社「東亜建設工業」の主任研究員、樋渡健容疑者(43)と、「飛島建設」の担当部長、久保田雅春容疑者(57)が贈賄の疑いで逮捕されました。

警察によりますと倉本教授は、正式な手続きをとらずに東亜建設工業や飛島建設と建物の耐震強度について共同研究を進め、研究で得られたデータを会社側に提供するなどの便宜を図った見返りに、おととしからことしにかけて、現金およそ210万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。

大阪大学では、企業と共同研究をする場合は、大学に申請して審査を受けることになっていますが、倉本教授は、大学に報告せず会社と直接やりとりして研究を進めていたということです。警察が詳しいいきさつを調べています。

警察は、3人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。

注目・関連ワード