W杯最終予選 サウジ戦勝利 日本代表の大きな転換点に
サッカーワールドカップアジア最終予選の第5戦で日本はグループ首位のサウジアラビアに競り勝ち、2位に浮上しました。長く日本代表の主力を務めてきた本田圭佑選手と香川真司選手、それに岡崎慎司選手の3人がそろって先発から外れ、代表の新旧交代を印象づけた試合での勝利は最終予選残り5試合の後半戦に向けて日本の大きな転換点となったといえます。
年内最後の最終予選の試合前、グループBではサウジアラビアが勝ち点10で首位、オーストラリアが勝ち点8で2位、初戦を落としていた日本は勝ち点7で3位でした。
首位サウジアラビアとの対戦は負ければ勝ち点差が6に広がり、6大会連続を目指すワールドカップ出場が極めて厳しくなる大一番でした。「負ければ解任も」という報道が続き、試合前に「プレッシャーを感じている」と話していたハリルホジッチ監督は所属チームで出場機会が減ってコンディションが上がらない本田選手、香川選手、岡崎選手の3人を先発から外す決断をしました。今の日本代表での得点ランキング上位3人がそろって先発を外れるのは南アフリカ大会以降、この6年間の中のワールドカップ予選では初めてのことでした。
代わりに先発起用されたのは直前の強化試合で2得点をあげた大迫勇也選手、1得点2アシストの清武弘嗣選手、スイスの所属チームで好調を維持していた久保裕也選手でした。この3人が起用に応えました。フォワードの大迫選手と久保選手は本田選手にはないスピードで前線に駆け上がり、清武選手も攻守の起点になっただけでなく積極的にシュートを狙った姿勢が先制点を取ったペナルティーキックの獲得につながりました。
攻撃にリズムが出た日本は、守備陣もカウンター攻撃が持ち味のサウジアラビアになかなかシュートまでもっていかせませんでした。試合終了間際に1点を返されましたが点差以上に日本が試合を支配することができたのです。
代表の新旧交代に踏み切ったハリルホジッチ監督は「もっと頻繁に自分のクラブでプレーができなければ同じようなことが繰り返されるだろう」と述べて所属チームで出場機会が少なく、試合勘が鈍っている選手はたとえベテランでも今後は外していく方針を明確に示しましたが、これは先発がほぼ固定されてきた代表にとって、いままで以上に競争原理が働く大きな転換です。
そして、歴代の日本代表の中で初めて最終予選で4試合連続ゴールを決めた原口元気選手が「この試合に勝つことによってすべてがポジティブに変わると思っていたし、これでチームが自信を持って戦えるようになればいいと思う」と試合後、率直に語ったように初戦のUAE戦にホームで敗れてから常に負けられないプレッシャーにさらされていた中、来年3月から始まる後半戦に向けて選手たちの気持ちの面でも転換点となる勝利でした。
首位のサウジアラビアと勝ち点で並んだことで、プレッシャーから解き放たれた日本代表が後半戦でどのような攻めに転じるのか。その戦いは初戦で苦杯をなめたUAEへのリベンジから始まります。
首位サウジアラビアとの対戦は負ければ勝ち点差が6に広がり、6大会連続を目指すワールドカップ出場が極めて厳しくなる大一番でした。「負ければ解任も」という報道が続き、試合前に「プレッシャーを感じている」と話していたハリルホジッチ監督は所属チームで出場機会が減ってコンディションが上がらない本田選手、香川選手、岡崎選手の3人を先発から外す決断をしました。今の日本代表での得点ランキング上位3人がそろって先発を外れるのは南アフリカ大会以降、この6年間の中のワールドカップ予選では初めてのことでした。
代わりに先発起用されたのは直前の強化試合で2得点をあげた大迫勇也選手、1得点2アシストの清武弘嗣選手、スイスの所属チームで好調を維持していた久保裕也選手でした。この3人が起用に応えました。フォワードの大迫選手と久保選手は本田選手にはないスピードで前線に駆け上がり、清武選手も攻守の起点になっただけでなく積極的にシュートを狙った姿勢が先制点を取ったペナルティーキックの獲得につながりました。
攻撃にリズムが出た日本は、守備陣もカウンター攻撃が持ち味のサウジアラビアになかなかシュートまでもっていかせませんでした。試合終了間際に1点を返されましたが点差以上に日本が試合を支配することができたのです。
代表の新旧交代に踏み切ったハリルホジッチ監督は「もっと頻繁に自分のクラブでプレーができなければ同じようなことが繰り返されるだろう」と述べて所属チームで出場機会が少なく、試合勘が鈍っている選手はたとえベテランでも今後は外していく方針を明確に示しましたが、これは先発がほぼ固定されてきた代表にとって、いままで以上に競争原理が働く大きな転換です。
そして、歴代の日本代表の中で初めて最終予選で4試合連続ゴールを決めた原口元気選手が「この試合に勝つことによってすべてがポジティブに変わると思っていたし、これでチームが自信を持って戦えるようになればいいと思う」と試合後、率直に語ったように初戦のUAE戦にホームで敗れてから常に負けられないプレッシャーにさらされていた中、来年3月から始まる後半戦に向けて選手たちの気持ちの面でも転換点となる勝利でした。
首位のサウジアラビアと勝ち点で並んだことで、プレッシャーから解き放たれた日本代表が後半戦でどのような攻めに転じるのか。その戦いは初戦で苦杯をなめたUAEへのリベンジから始まります。
日本は2位浮上
サッカーのワールドカップ、アジア最終予選のグループBは第5戦が終了し、日本は2位に浮上しました。
オーストラリアはタイと2対2で引き分けました。
UAE=アラブ首長国連邦対イラクは2対0でUAEが勝ちました。
この結果、首位は勝ち点10のサウジアラビア、2位は同じ勝ち点10ながら得失点の差がサウジアラビアより「1」少ない日本。
3位は勝ち点9のオーストラリア、4位は同じ勝ち点9ながら得失点差で「2」少ないUAE。
5位は勝ち点3のイラク。
最下位6位はオーストラリア戦で初めての勝ち点1をあげたタイです。
オーストラリアはタイと2対2で引き分けました。
UAE=アラブ首長国連邦対イラクは2対0でUAEが勝ちました。
この結果、首位は勝ち点10のサウジアラビア、2位は同じ勝ち点10ながら得失点の差がサウジアラビアより「1」少ない日本。
3位は勝ち点9のオーストラリア、4位は同じ勝ち点9ながら得失点差で「2」少ないUAE。
5位は勝ち点3のイラク。
最下位6位はオーストラリア戦で初めての勝ち点1をあげたタイです。