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 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が支援者に機密文書を渡していた問題などをめぐり、朴氏の弁護人、柳栄夏(ユヨンハ)弁護士は15日、朴氏に対する捜査を16日に行うのは「不可能だ」と述べた。検察側は16日の事情聴取を要請していた。柳氏は理由として事件について検討する時間が必要だと主張した。朴氏は捜査に協力するとしていただけに、世論の反発は必至だ。野党側は一斉に批判した。

 柳氏は15日、弁護人に選任された。ハンナラ党(現セヌリ党)最高委員だった朴氏の法律特別補佐官を務めた経験がある。記者会見では、朴氏に対する捜査の時期について「大統領関連の疑惑がすべて整理された時点で行われるのが妥当だ」と述べた。大統領の職務に与える影響を最小限に抑えるため、検察側が希望する対面ではなく、書面による調査が望ましいとした。

 韓国で現職大統領に対する捜査は初めて。検察側は朴氏の支援者、チェ・スンシル容疑者を19日にも起訴する方針を固めており、朴氏の証言がなければ、全容解明に支障が出る。検察側は15日、対面で事情聴取する必要があるとして、17日でも構わないとの意向を示した。柳氏と調整するとみられるが、実現の見通しは立っていない。

 朴氏は4日に国民向けの談話で…

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