どうも。
先日、六本木の東京ミッドタウンで開催されている「デザインの解剖展」とやらに行ってきました。
博物館のような観て楽しむ内容だと思いきや、思いのほかガチな学術的考察がされていて驚いてしまいました(笑)
身の回りの物をデザインや五感、素材、物性など様々な角度から観ているので、面白い「物の見方」を知るのに非常に良いきっかけになったと思います。
特に、日頃からネタを探している僕らブロガーにとって、様々な「物事を捉える角度」を知れることは非常に有益ですからね。まぁ、僕のブロガー能力でこの経験を活かせるかと言うと微妙ではありますが…とにかく、貴重な経験にはなりました(;^_^A
と言うことで、本日はネタ探し力向上にも役立つ、「デザインの解剖展」のレポートをしたいと思います。
デザインの解剖展に行ってみた
いざ入館!!
会場は東京ミッドタウン内にある大型ギャラリー施設「21_21 DESIGN SIGHT」です。ミッドタウンに付けば、色んなところに以下の案内ポスターが設置されているので、迷うことはありません。
僕が行ったのは土曜日の昼間でしたので、「大変込み合っております」と案内板に表示されていました。実際に、20人程度が入場待ちの列を作っていましたが、入館までには10分程度しかかからなかったので、そこまで待つことは無いと思います。
ちなみに、入館料は大人1100円で、大学生以下はさらに安くなるようです。
一般日の最終入館は18時半、閉館は19時ですが、観るのにも結構な時間がかかるので、余裕をもっての入館をオススメします。
「デザインの解剖」とは何ぞや?
入館して展示ゾーンに突入すると、この展示会のコンセプトを説明する看板がデデデンと掲げられています。
デザインの解剖とは、
①身近なものを
②デザインの視点で
③外側から内側に向かって
④細かく分析することで
⑤物を通して世界を見る
⑥プロジェクトです。
引用:デザインの解剖展、展示コンセプトの説明看板より
つまり、解剖と言っても「解体する」とか「ぶった切った断面を見る」に限らず、「色んな角度から物の造形を研究してみよう」という囚われない見方を重要視するコンセプトなわけですね。
うーん、受け口が広く、抽象的なので正直ピンときません(;^_^A
百聞は一見に如かずですので、とにかく先に進んでみましょう。
やっぱり目を引く、ぶった切られた数々の展示物
囚われないと言いつつも、まず目を引くのは、数々のぶった切られた製品模型。今回の展覧会では、主に「株式会社 明治」のお菓子や乳製品が取り上げられているので、小さい子でも楽しめると思います。
・きのこの山の巨大断面図
クッキー菓子の部分の空洞がリアルです。
・明治エッセルスーパーカップの巨大断面図
よく見ると内蓋もしっかり再現しています。若干アイスが溶けてるのも面白い。
パッケージの立体化
個人的にはこの展示が一番感銘を受けました。
例えば、この画像。
ただ丸太が重なっているだけのように見えますが、遠くから見てみると・・・
そうなんです。あの「きのこの山」のパッケージの立体図だったんですね。
確かに、パッケージ自体はただの平面図ですが描かれているものは丸太です。実際に立体模型で表現できないことはありませんよね。この「平面⇒立体」という見方こそ、先入観に囚われていてはできない発想です。この展示を見て、僕はこの展覧会の趣旨を若干理解できました(と言っても、やっぱ難しいですけどね(;^_^A)。
ついでに、もう一つ面白かったのがこの展示。
そうです。「きのこの山」の背景です(笑)
横や後ろから見ると、その勾配の激しさが分かります。後ろから顔出して、でいだらぼっちや巨人っぽく記念写真をしてみたらいかがでしょうか。
話題のおいしい牛乳オリジナルパッケージ作成
もちろん、Twitterやらインスタで話題のおいしい牛乳のオリジナルパッケージ作りも体験しました。
このブースは特に混雑していました。
にも関わらず、「げんかいえんじにあ」と言う倍率の高い「ん」を2回使わなければいけないロゴを作ろうとしてすみません(;^_^Aサクッと作ってサクッと退散しました。
皆さんも、譲り合って自分だけのオリジナルパッケージを作ってくださいね。
フォントによる印象の変化を体感できる
最後にブログ運営に直結する内容も少し(;^_^A
各製品の歴代のパッケージが確認できるブースがあり、そこで時代ごとの製品名のフォントの変遷を知ることができます。ここで僕は、フォントによる印象の違いを強く体感することができました。
これをブログに当てはめて考えてみると、タイトルや記事のフォントを変えるだけで、読み手に与える印象が大きく変わってくると言うことになります。ブログや記事のジャンルごとに、読み手に与えたい内容って全然違いますからね。
僕もブログのカスタマイズは日々行っているわけですが、全体のデザインばかりに気を取られており、この考え方は盲点だったと思います。新しいブログカスタマイズの切り口を認識できる貴重な体験でした。
総評
先入観に囚われず、新しい「物の視点」を体感できる発見型展覧会
「発見型」展覧会という名付けは、僕が勝手に付けました(笑)
要は「そういう視点があるのか」という、囚われない考え方や物の見方を体験できる展覧会であると言いたいんです(;^_^A<語彙が乏しくてスミマセン
これはブログ運営などのクリエイティブな趣味を持っている人であれば、とっても良い刺激になると思うので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?僕もこの展覧会で知りえた刺激を、ちょっとずつ自分の中に消化できればと思っています。
IT業界もこれくらい面白い発想を受け入れてくれれば、第2のMicrosoftやAppleが生まれると思うんだけどなぁ・・・と、ボヤく今日この頃でした(笑)
では、また。