なんと2017年1月より「ホクサイと飯さえあれば」がドラマ化するとのニュースが入ってきました。
この漫画は、前作の「ホクサイと飯」から好きな漫画なので。
かなりうれしい。
しかも、最近ノリにのっている上白石萌音さん(「君の名は。」の三葉役)が主演ですから。
否が応にも期待が高まりますね。
今回は、そんなドラマ「ホクサイと飯さえあれば」の原作漫画の感想を書いていきます。
内容が内容なので、ネタバレはほぼありません。
ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」の原作漫画の感想
「ホクサイと飯さえあれば」とは
まず、「ホクサイと飯さえあれば」とはですが。
簡単に言うと、主人公のブンが、マスコット的なぬいぐるみのホクサイとともに料理を作り。
それを食べる漫画です。
まぁ、それだけではなく、様々なエピソードが絡められ。
また下に書くような魅力もあるのですが。
基本そういう漫画だと思っていただいて結構です。
正直な話、「ホクサイと飯さえあれば」を初めて読んだときは違和感が凄かったですね。
というのも、前作の「ホクサイと飯」のブンって、こうもっとやさぐれているといいますか。
色々すれているといいますか。
こんな爽やかじゃなかったはずなんですよ^^
だから、すごい違和感がありましたが。
どうやら「ホクサイと飯」よりも若いころで、まだ希望に満ちていたころのブンが描かれているようなんです。
いや、これに気づくのに何年もかかっちゃいました^^
ちなみに、ホクサイとともに、といってもホクサイは動くわけではないんですけどね。
一応しゃべっているように書かれていますが。
多分、しゃべっていないはず。
この辺はちょっと自信がないのですが。
独特の雰囲気はさすが
ホクサイに関して、自信がない原因というのが。
作者の鈴木小波さんの他の漫画の存在です。
鈴木小波さんの作品に初めて出会ったのは。
「出落ちガール」という作品。
これは、シュール系なショートショート漫画ですし。
その後も同じような少し不思議な「燐寸少女」を書いていたりしますから。
ひょっとしたら、ブンにだけ声が聞こえる存在とかいう可能性もあるかなという考えが。
どうしても、頭の片隅にあるからなんですよね^^
そして、鈴木小波さん。
そんな経歴ですので。
この「ホクサイと飯さえあれば」も、他のグルメ漫画とはちょっと違った。
独特な雰囲気を醸し出してしています。
人間関係とか背景も、他の作品とは異なり普通に描いているはずなんですけどね。
これは作者のアクみたいなもので。
どうしようもないんでしょうね。
ただ、ひょっとしたら一部苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが。
そのアクのせいで、受け入れられないという方は少ないんじゃないかなとは思いますけどね。
荒木飛呂彦さんとか、しりあがり寿さんといった。
苦手だと受け入れられないといったほどのアクではありませんからね。
自炊したくなってくる
もう1つ、最近の他のグルメ系漫画との違いは、読んでいると食べたくなるだけでなく。
料理を作りたくなってくるところでしょうか。
自炊系のグルメ漫画なので、当たり前と思うかもしれません。
でも、自炊をしているんだけど、それを読んでもあまり料理をしたいとは思わない作品も多いんです。
それを考えると、読んでいると自炊したくなってくるというのは、十分な魅力でしょう。
ただ、まぁさすがに第1話のアルミ缶でお米をたくシーンなんかは。
わざわざ作りたいとは思いませんでしたけどね^^
この食べたくなる・作りたくなるというのは、エピソードを読んでいて。
出てくる料理が唐突じゃないというのが大きいんじゃないかなと思うんです。
最近のグルメ系漫画だと、急に料理が出てきたりすることもありますが。
「クッキングパパ」から始まった、作りたくなるような漫画って。
エピソードと料理が直結していることが多いんですよね。
そして、「ホクサイと飯さえあれば」もその系なので。
だから作りたくなってるんじゃないかと。
終わりに
というわけで、ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」の原作漫画の感想を書いてきました。
グルメ系漫画は、最近多いですが。
結構ワンパターンなことも多くて、差別が難しいんですけど。
この「ホクサイと飯さえあれば」は、それができていて。
違った雰囲気が味わえますので。
もし、グルメ系漫画が好きな方で、まだ読んでいない方は、一度試してみてください。
以上、ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」の原作漫画の感想をネタバレなしで、でした。
1月からのドラマが始まる前に。
最新刊の4巻が発売されるようですね。
ドラマの前に、要チェックです。