参院選得票0でも「不正なし」

日本維新の会が敗訴

 7月の参院選の比例代表で当選した片山虎之助氏の得票が愛媛県西条市で0だったのは開票作業で不正があったからだとして、片山氏が所属する日本維新の会(当時おおさか維新の会)が比例代表の選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁は15日、請求を棄却した。菊池洋一裁判長は「開票は公選法の規定に従っており、不正行為は認められない」と指摘した。

 維新の会側は、有権者3人が確実に片山氏に投票したと主張。2013年の前回参院選で高松市選挙管理委員会の元事務局長らが不正開票をし、有罪となった事件を挙げ、同様の不正が全国的にあった可能性があるとも訴えていた。

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