【米政権交代】オバマ氏とバイデン氏の妄想会話がネットで人気
- 2016年11月15日
最近のバラク・オバマ米大統領とジョー・バイデン副大統領はいったい、どういう会話を交わしているのか? 相手候補を激しく非難し、向こうからも激しく非難され続けた末、8年を過ごしたホワイトハウスをその当人に明け渡すことになった今……。
そこでネットの住民が次々と2人の写真を見つけてきては、「こうに違いない」「こうだったら受ける」という妄想会話をでっちあげ、ソーシャルメディアに上げている。
11月8日の大統領選以来、次々と生まれてくる写真と会話の組み合わせはだいたいが、愛嬌のあるバイデン副大統領という普段からのイメージを活用したものだ。ドナルド・トランプ次期大統領とマイク・ペンス次期副大統領がホワイトハウスにやってくるのに備えて、バイデン氏があの手この手でいたずらを画策し、オバマ氏が必死になってそれを止めようとする――というのが、人気テーマになっている。
「オバマ: ナイジェル・ファラージがイギリスの外務大臣だって向こうに教えただろ?」
「オバマ: トイレ用品をぜんぶトラベルサイズに置き換えた?
バイデン: 向こうはすごく手がちっちゃいんだよ、バラク。歓迎されてると感じてもらいたいから」
「バイデン: いいすか、じゃあこれが計画ね。『ホーム・アローン』は観た?
オバマ: ジョー、だめだ。
バイデン: わなをせめてひとつだけ。
オバマ: ジョー」
「トランプ: 通っていいかな。
バイデン: パスワードは。
トランプ: 知らないよ。
バイデン: 負け犬は何て言う。
トランプ: 何て。
オバマ: ジョー」
「バイデン: WiFiのパスワードは向こうに渡さない。
オバマ: ジョー。
バイデン: 言ったことは撤回しないよ」
「バイデン: バット・シグナルを使っていいかな。
オバマ: ジョー、僕はバットマンじゃないって言ったよね。
バイデン: ゴッサムはあなたを必要としてるんですよ。
オバマ: ジョー」
「バイデン: オフィスにメキシコの旗を描いたらどうだろう。
オバマ: ジョー、ダメだよ。
バイデン: もうペンキは注文したし。
オバマ: ジョー」
「バイデン: ほらほら、偽の出生証明書を印刷して、『マル秘』って書いた封筒に入れて、大統領執務室の机に入れとかないと。
オバマ: ジョー」
「オバマ: ジョー、なんでまだ僕の手を握ってるんだ?
バイデン: マイク・ペンスに冷や汗かかせてやりたいんだ。
オバマ: でもなんで。
バイデン: いいからこのまま」
(訳注 ペンス次期副大統領は同性愛者や同性結婚反対で知られる)
「バイデン: おたくの寝室の天井に『ミシェル・オバマ2020』って塗っておいたから。
オバマ:(びっくり顔)
バイデン: 暗いとこで光る蛍光塗料で」
「バイデン: こういうネットのコラ画像はどれも、今ものすごい無力感と不安に襲われてる人たちが、かりそめの逃避を求めて作ったものなんだよ。
オバマ: ジョー……」
(ネイサン・ウィリアムズ、UGCソーシャルニュース・チーム)